私は日立市出身で、研修医としても当院で学びました。その後大学の医局に戻り、他の病院も経験しましたが、こちらに多くの尊敬できる先輩医師が在籍していて、研修時より「将来的にはこちらで働きたい」と考えていました。当院についてはその環境、雰囲気をよく知っていましたので、ごく自然に、再びこちらで働くようになった感じですね。
現在、私が所属する血液・腫瘍内科は週に2コマ外来があり、30〜40人の患者さんを診ています。午後は基本的に病棟の勤務にあたりますが、当科では私を含め医師2名と研修医1~2名によるチーム診療で、約26床の病棟を担当しています。
私が診療を行う上でこだわっていることのひとつが、朝のチーム回診の前に、ひとりで一通り自分が担当する患者さんを回ること。患者さんとの距離も近くなり、安心してもらえますし、また事前に情報を得ることで回診の際のプレゼンテーションにも役立ち、回診が円滑に進むというメリットもあります。
現在は主任医長として、診療科のマネジメントの一端も担っています。診療科内、さらには他部署とのコミュニケーションをスムーズにし、“わきあいあい”と仕事ができる雰囲気をつくることを第1に考えています。血液・腫瘍内科の病棟は、最大52床が稼働できますので、当科の医師の体制を増強して、これまで自分が受けてきた指導などを、次は後進にしっかりと伝えつつ、地域のニーズに応えていきたいと考えています。