獨協医科大学を卒業後、同大学越谷病院に初期研修で入職。2年後、次のステップとして羽生総合病院を紹介されました。地域において規模も大きく、診断から治療まで高いレベルで行われていること、特に手術に関しては松本院長をはじめ、豊富な経験と優れた技術を持った先輩医師が在籍していると知り、入職を決意。大学の医局に残るという選択肢もありましたが、私はまず、細分化された内のひとつの専門科に限定されず、“外科”を幅広く学びたいと考えていました。松本院長が第一線の外科医として消化器、呼吸器、乳腺を総合的に手がけている当院なら、外科について一通り学べるのではないかと考えたのが大きな決め手になりました。
現在は、外来を週2回担当。それぞれの症例に関し、検査の組み立てから診断、手術、その後の化学療法等、外来でのフォローまで、トータルに携わることができています。場合によっては、患者さんのご希望により、埼玉県立がんセンターや群馬県立がんセンターに紹介することもありますが、手術後の化学療法や緩和ケアなどをこちらの外来でフォローすることもあります。当院そして私自身、そうした専門の施設と比較しても遜色のない治療ができると自負していますが、なにより、患者さんのご希望に沿い、患者さんが納得のできる医療を提供することが大切だと考えていますので、じっくりと話し合った上で治療方針を決めています。