鈴木 敏之 写真

医師を育てる意識が非常に高く、診療に専念できる働きやすい環境

埼玉医療生活協同組合 羽生総合病院

鈴木 敏之
  • 2007年
    獨協医科大学校医学部卒業
  • 2007年
    獨協医科大学越谷病院
  • 2009年
    羽生総合病院

広くトータルに外科を学べる環境が決め手に

広くトータルに外科を学べる環境が決め手にのイメージ写真

 獨協医科大学を卒業後、同大学越谷病院に初期研修で入職。2年後、次のステップとして羽生総合病院を紹介されました。地域において規模も大きく、診断から治療まで高いレベルで行われていること、特に手術に関しては松本院長をはじめ、豊富な経験と優れた技術を持った先輩医師が在籍していると知り、入職を決意。大学の医局に残るという選択肢もありましたが、私はまず、細分化された内のひとつの専門科に限定されず、“外科”を幅広く学びたいと考えていました。松本院長が第一線の外科医として消化器、呼吸器、乳腺を総合的に手がけている当院なら、外科について一通り学べるのではないかと考えたのが大きな決め手になりました。
 現在は、外来を週2回担当。それぞれの症例に関し、検査の組み立てから診断、手術、その後の化学療法等、外来でのフォローまで、トータルに携わることができています。場合によっては、患者さんのご希望により、埼玉県立がんセンターや群馬県立がんセンターに紹介することもありますが、手術後の化学療法や緩和ケアなどをこちらの外来でフォローすることもあります。当院そして私自身、そうした専門の施設と比較しても遜色のない治療ができると自負していますが、なにより、患者さんのご希望に沿い、患者さんが納得のできる医療を提供することが大切だと考えていますので、じっくりと話し合った上で治療方針を決めています。

病院内外のネットワークでスキルアップ

 診断から手術、フォローまで一貫して診られるという「タテ」の流れに加えて、科を超えた医師同士の連携という「ヨコ」のつながりが密なのも当院の特徴だと思います。たとえば術前検査において心臓に問題の見つかった患者さんについて、循環器科の医師に診断を仰ぎ、気軽にコンサルを受けることもできます。実際に、まず心臓カテーテル治療で発見された問題を解決してから、外科の手術を行い、ご家族に大変感謝されたという例もあります。また、当院には透析センターもありますので、専門病院では断られることもある透析患者のがん手術も可能になっています。このようにヨコのネットワークにより全身の管理が可能になっていますので、外科としては大変やりやすく、かつ、幅広い知識を身につけられる環境にあると言えるでしょう。
 実は私は来年、外部の医療機関に一度、転籍する予定になっています。これは当院への入職時に松本院長より「当院の外科では、ベースの部分はしっかりと学ぶことができるが、その後さらに専門的なスキルを身につけるためには、がん研究センターなど外の専門機関にいくことも推奨するし、応援する」というお話をいただき、それを実現するものです。このように院長以下、病院として若手医師を育てる、という意識が非常に高いと、6年間、当院に在籍して感じています。外科医としてステップアップしていくためにはとても良い環境ではないでしょうか。

CT画像読影等の診断力にも大きな自信が

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 スキルアップできる環境としては、他にCT画像読影の勉強会があります。これは当院が属する徳洲会グループで、2ヵ月に1回、行われています。非常に有益な勉強会で、たとえば「急性腹症の心窩部痛について」などのテーマで行われ、読影のスキルを磨くことができています。実際、かなりの診断力が身についたと実感しており、当院の内科を腹部痛で受診した患者さんの診断を任されることも多くなりました。虫垂炎なのか憩室炎なのか、また腸閉塞ならオペが必要か、保存的治療でいけるのか、等々。勉強会に2年間参加しましたが、読影に関しては負けない、という自信を付けることができました。
 診断力ということでいえば、院内においてもCTでの診断とオペの結果をチェックする部門の医師が検証し、フィードバックするシステムがありますので、経験がしっかりとスキルアップに繋がります。
 また、当院には医師秘書課があり、様々な事務処理を担当しています。たとえば退院サマリーなども医師秘書課が作成。医師は本当に診療に専念できる体制です。さらに当院では当直なども非常勤の医師を中心にシフトが組まれ、常勤は当直に入らなくてもよいシステムになっていますので(私は経験を積むため、月に4回、希望して当直に入っていますが)、時間にも余裕ができています。働きやすく、さらにその中で意欲があれば多くの事が学べる環境が、ここにはあると思います。
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※2015年9月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございますので、予めご了承ください。

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