外科部長/医局長/初期臨床研修医プログラム責任者 田原 正宏 写真

医師の成長に必要なものがすべて揃っている

社会医療法人財団池友会 福岡和白病院

外科部長/医局長/初期臨床研修医プログラム責任者
田原 正宏

  • 1996年
    佐賀医科大学卒業後、佐賀大学医学部心臓血管外科に入局
  • 1997年
    研修のため、伊万里・山元外科病院に所属
  • 1998年
    研修のため、佐賀・白石共立病院に所属
  • 1999年
    新古賀病院で外科の修練を開始
  • 2000年
    蒲池理事長の指名で福岡和白病院へ。外科へ転職。
  • 2015年
    福岡和白病院にて外科部長として活躍

「手を動かす」ことに惹かれ、外科に転職

「手を動かす」ことに惹かれ、外科に転職

 大学卒業後、心臓血管外科のキャリアをスタートしましたが、現在は外科医として働いています。外科に興味を持ったきっかけは、修練に行った病院で数多くの手術に執刀させてもらえたこと。若いうちから第一線で活躍できるという魅力を感じ、転職を意識するようになりました。
 そんな折、蒲池理事長から「活きのいい外科医を探している」と声がかかったんです。最初はやっていけるのか不安でしたが、毎日舞い込んでくる仕事に対応する中で自然に技術と知識が身につき、自信を持てるようになりました。外科は技術が命ですから、本を読むだけでは手術も処置も上達しません。その点この病院では、意欲さえあれば成長のチャンスを掴めます。救急や内視鏡、麻酔の経験、医療搬送用ヘリ(ホワイトバード)に乗って現場に行き、搬送のために必要な処置を経験をすることも。
 現職に就いてからは、手術は全体の仕事の3割。若い医師の育成や救急の手伝い、より良い病院づくりに取り組んでいます。ただし、どんなにキャリアアップしても現場に立ち、患者さんの主治医になる。チームやペアで診療していても、必ず自分が責任を負う。これが私のスタンスです。だから、休日も一度は患者さんの顔を見てからでないと気が休まりません。「毎日ちゃんと見守られている」という安心感を感じてほしいと思っています。病院理念である「手には技術、頭には知識、患者様には愛を」を実践しているつもりです。

学会至上主義ではありません

 私自身、キャリアアップのために積極的に学会に参加した記憶はありません。この病院のスタンスはかなり「現場主義」。患者さんをきちんと治すことができれば、専門医や指導医などのネームバリューはあまり必要ないとされてきました。標準的な医療で患者さんを元気にし、退院させることを大切にしています。だから、資格を持っていなくても、患者さんのために一生懸命であれば誰でもウェルカムですし、キャリアアップが可能です。逆に、資格を持っているからといって患者さんに真摯でなければ給料が上がることもありません。
 ただ、当院は多くの学会の指定・関連施設になっているため、それを活かさないのはもったいないと思います。外科系であれば日本外科学会の専門医はもちろん、消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科やそれ以外の診療科の専門医も取得可能です。学会再編が起こる中、若い医師にとって気になるであろう新専門医制度への対応も十分ですので、ご安心ください。
 このように手術と勉強を両立し、キャリアに繋げられる環境が整っていますから、若い医師たちにそれを利用して資格を取るよう勧めています。論文を書く時間を確保するのは大変ですが、将来の医師人生50年のためと思って頑張ってほしいですね。とはいえ、この環境は「いつも真摯に患者さんと向き合えている」という前提があって用意されているものですので、決してそれを忘れないようにと言っています。

チャンスを掴みにいける肉食系であれ

チャンスを掴みにいける肉食系であれ

 現在、外科医は私と藤田総院長以外に4名(5年目の後期臨床研修医が1名)。この4名が執刀医であり、うち2名は10年以上のキャリアを持つベテランです。手術件数は年間で450件前後、緊急手術が120件ほど。後期研修3~10年目の、頭より手を動かすべき時期の外科医にとっては、チャンスに満ちた場所と言えるでしょう。
 さらに「麻酔科医がいないため手術ができない」と当院に紹介してくる病院が多い中、外科医が麻酔の標榜医を取得することで緊急手術に備えています。この動きにならって、実働で役に立つ資格を取得した人にはボーナスを支給。すべては、この池友会の始まりである、救急医療を実現するために何が必要か。それを第一に考えて働く人が評価されます。
 また、当直はすべての診療科の医師が交代で入る仕組みになっています。毎週金曜日には医師全員が集まって、救急の症例や自科の症例をプレゼンテーション。各専門領域に進むと忘れがちなcommon diseaseを常に経験できますので、ボトムを維持しながらキャリアを重ねられるんです。

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※2015年9月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございますので、予めご了承ください。

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