大学を卒業後に研修医として入職したのが、当センターとの出会いです。もう10年以上も前のことですが、当時は病床が225床と規模が大きくなく忙しすぎなかったこと、何より各科の先生たちの連携がスムーズで、看護師などのスタッフとの協力体制がしっかりして雰囲気が良く、働きやすい職場だと感じました。
その後、別の病院に10年以上勤務したのですが、当センターの外科の副院長・矢嶋幸浩先生に誘っていただいていました。移ることを決めた理由は、家族です。ちょうど長女が小学校に入学するタイミングで、移るなら今だと思いました。以前の職場は医局からの派遣でしたが、医局を辞めたところで自由の身になっていたこともあります。
当センターでは外科の専従として、外来診療と手術の両方に集中しています。現在、外科医は5人体制で決して多くはありません。そのため、ほとんどの手術に入ることになります。時代の流れもありますが、当センターに入職してから、腹腔鏡手術に積極的に取り組んでいます。手術数は年間約300件。大腸癌、胃癌に対して積極的に腹腔鏡手術を行っています。
外科の先生方は当センターに長く勤めている方ばかりですから、手術はやりやすいですね。あうんの呼吸で進めることができます。メンバーの入れ替わりが激しいと、息を合わせるのが大変ですが、その点チームワークは抜群です。