消化器内科 岸 宗佑 写真

院長が、私たちの挑戦を後押ししてくれます!

医療法人社団 明生会 イムス札幌消化器中央総合病院

消化器内科
岸 宗佑

  • 2009年
    香川大学医学部卒業
  • 2011年
    日鋼記念病院 初期臨床研修終了
    香川大学医学部腫瘍病理学大学院入学
    香川大学医学部腫瘍病理学助教
  • 2014年
    日鋼記念病院 内科、消化器内科、病理診断科
  • 2015年
    イムス札幌消化器中央総合病院 消化器内科、CVCセンター責任者

最新機器を駆使した先進的内視鏡治療を行っています

最新機器を駆使した先進的内視鏡治療を行っています

 一言で表すと、当院は「緊急ERCPを胃カメラのようにいつでも行える病院」です。北海道の消化器内科医の間ではすでに有名でしたから、ここで働けることになった時は、質の高い急性期消化器診療の経験を積み、技術を学べることを嬉しく思いました。実際、先輩医師の方々の専門性の高さ、内視鏡設備・機器の充実ぶりは思っていた以上。最近は患者さんにも評判が広がっていますし、大学病院から患者様を紹介されるケースも出てきています。
 「低侵襲な医療」を実現するため、院長を先頭に、高いレベルの内視鏡処置にどんどんチャレンジしていくのが、この病院の流儀です。例えば、超音波内視鏡を用いた内視鏡処置、胃や十二指腸から膵臓を穿刺するといったEUS-FNAなどを積極的に行っています。
 患者様は、治療のため、絶食を余儀なくされることがあり、医師が中心静脈栄養のためにCVC(中心静脈カテーテル)を留置することが多い実情があります。また、化学療法を含めたがん医療では、CVポートからの薬剤投与が推奨されています。そこで私は、医療安全や感染対策、当院の医療レベルの向上を目標に「CVCセンター」の立ち上げを行い、CVCの院内ガイドラインを作成。私は内科医ですが、CVポート埋設術も自ら行い、「診断から治療まで一貫した消化器がん診療」を実践しています。今後は、CVポート埋設手術ができる内科医を院内外に増やすため、手術方法の普及やCVポートの管理方法、感染対策など、地域の病院が連携するシステムづくりにも力を入れていきます。

CVCセンターの設立などに取り組める環境があります

 研修医から現在まで、大学やがん拠点病院などさまざまな診療科での勤務経験で学んできたことのすべてを活かせている。これが最もやりがいを感じるところです。それが実現できているのは、私たちの提案に対し、丹野院長がいつも「患者様のためになるなら、挑戦しよう!」と後押ししてくださるから。「CVCセンターの立ち上げ」などは良い例です。
 他には、大学院で学んだ病理学の知識と経験を活かし、高性能の顕微鏡を使い、担当する患者様の病理組織標本と細胞診標本をすべて自分で鏡検しています。院長も病理学を学ばれており、私の姿勢を理解してくださっているのがありがたい。また、マンモグラフィー読影認定医として、乳腺検診の仕事も継続しています。乳腺診療は外科、内科、放射線科、病理医など複数科の医師と化学療法室、手術室、病棟看護師、薬剤師の協力が必要。皆とコラボレーションして診療しています。
 「若手ドクターのチームを作り、育成したい」など、今後の目標はいくつもありますが、なかでも大きなものが「慢性期病院との交流」です。患者さんに本当に安心していただくには、私たち急性期病院と、周辺の慢性期病院の医師同士が信頼し合い、「あの先生にリハビリをお願いしたい」「あの先生に内視鏡手術やCVポート手術をお願いしたい」と互いに思える状況を作らなくてはなりません。定期的に集まる機会を作る、共に研修を行うなどの施策をすでに始めていますが、さらに交流を深め、まるで一つのメガ病院のような医療機能をもった地域をいずれ実現したいと考えています。

医局を気にせず、より良い医療を追求する医師の集まり

医局を気にせず、より良い医療を追求する医師の集まり

 病院内に障壁がなく、皆で躊躇なく良いと思う方向に向かっていける病院です。特に、胆管炎などの消化器救急の患者様が搬送されてきてから、内視鏡処置を開始するまでのスタッフの手際の良さはすばらしく、透視下での内視鏡処置室や設備なども融通が利くため、いつもすぐに処置に取りかかれます。冒頭に、緊急ERCPを胃カメラのように行う病院だと言いましたが、こうした優秀なスタッフと柔軟な組織があってはじめて実現できることです。
 院長以下、誰も出身大学を気にしていないのも、この病院の大きな特徴です。患者様のために、より良い医療を追求する医師の集まりで、科の内部はもちろん、科を超えた協力体制が整っています。北海道が好きで、高い目標を持ち、患者さんに優しく、皆と仲良くやっていける医師の方なら、きっと居心地が良いと思います。特に消化器内科は、知識や技術が不足していても、さほど大きな問題ではありません。ここでいくらでも経験を積み、身につけることができますから。
 最近の若手ドクターの方々は、2年間の初期臨床研修を経験しており、内科と外科の両方を経験し、どちらにも興味をもっている医師が多いはず。私がCVポートの埋設手術を行っているのを見ても分かるとおり、この病院なら、内科と外科の壁を飛び越えるといったチャレンジが行えます。モチベーションの高い若手ドクターにとっては、きっと驚くような環境だと思います。

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※2015年9月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございますので、予めご了承ください。

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