
私は大学医局に長く所属していましたが、大学での仕事は非常に多忙で、家族との時間があまり取れませんでした。子どもが小さかったこともあり、一度大学を離れようと考えたこと、もうひとつは、大病院だけでなく、地域の診療を開業医レベルで経験してみたいという思いがありました。そんな折、小山理事長との出会いがあり、当法人への入職を決めました。
最初はこやま耳鼻咽喉科に週1〜2回勤務し、約1年経った頃、小山理事長から当院の院長就任のお話をいただきました。医師の立場から社会貢献ができる機会と考え、お引き受けすることにしたのです。院長に就任して3年目が経ちます。
当院は、耳鼻咽喉科、小児科、アレルギー科のほかに禁煙外来も開設しています。高齢者の難聴や小児の中耳炎、副鼻腔炎、成人の風邪や扁桃炎、急性副鼻腔炎など、近隣の患者さんがほとんどですので、アットホームさを大切に、地域に愛されるクリニックを目指しています。
また、当院の特徴を活かした診療として、花粉症に対する舌下免疫療法に取り組んでいますが、これは当法人のなかで最初に開始した治療です。抗アレルギー薬が合わない患者さん、服用しても症状の改善がみられない患者さんなどに対しては、そのニーズに対応していきたいと考えています。