私は長く群馬県内の病院に勤務した後、当院に入職しました。当院を選んだのは、私がこれまで実践してきた医療をさらに充実させ、積極的に取り組める環境があると感じたからです。それが私自身にとって大きなモチベーションになりました。
当院へ着任後、最初に在籍したのは総合診療科でした。これまで消化器内科医として長く経験を積んでいましたので、最初はさまざまな患者さんを診る大変さもありました。しかし、これからの少子高齢化時代には、医師一人ひとりが専門性を持つとともに、ジェネラルな視点が求められます。特に埼玉県は全国のなかでも急速な高齢化の進展、医師不足などの問題を抱えており、高い専門性とともに包括的な診療ができることも今後重要になってくると感じています。私自身、総合診療科での経験を通じて、幅広いスキルを身につけることができ、大変勉強になりました。現在は内科部長とともに診療部長を兼務しており、研修医の教育などにも携わっています。