「第二川崎幸クリニック」は、川崎幸病院の外来部門であった川崎幸クリニックから、外来外科系診療科と健康診断等を移設して、2015年7月に開設されたばかりです。私は、この第二川崎幸クリニックと川崎幸クリニックで外科系の外来診療、川崎幸病院では外科手術にあたっています。
川崎幸病院に入職したのは2008年。初期研修が修了し、シニアレジデントになる際に川崎幸病院へ移りました。選んだ理由は、将来を見据えてのこと。実家が医師の家系ではありませんので、若いうちに外科医としてのスキルを磨くチャンスがあり、専門医取得をサポートしてくれる病院を希望していました。具体的には、執刀できる症例数が適切であること、指導体制がしっかりしていること、先進的な医療を行っていること、専門医の取得のための支援体制があること。もちろん、シニアレジデント1年目の医師を受け入れてくれることも重要でした。
そんななか、自分の希望をほぼ叶えられたのが川崎幸病院。面接したその日には入職を決定していました。当時の建物は古く、少し心配しましたが、先進的な設備で最先端の手術が行われていたことに驚きました。加えて、関川院長(当時は川崎幸病院の外科部長)の患者さんへの思いや医療に対する考え方、早くから内視鏡手術に着目した先見性、手術医としてのスキル、指導医としての熱意と実績が決め手になりました。ちょうど積極的に医師を採用しようとし始めたときで、偶然というべきか運命的というべきか、ラッキーでしたね。