理事長 花岡 雅秀 写真

医師にも優しい、これからの医療を求めて

医療法人玄々堂 玄々堂高田病院

理事長
花岡 雅秀

  • 1987年
    大分医科大学医学部卒業。東京女子医科大学付属病院泌尿器科入局
  • 1990年
    大分医科大学付属病院泌尿器科
  • 1994年
    医療法人恵愛会中村病院泌尿器科
  • 1996年
    宇佐市に花岡医院開院
  • 2001年
    医療法人玄々堂 玄々堂泌尿器科に名称変更
  • 2011年
    玄々堂高田病院理事長に就任

大病院にも負けない水準と週4日勤務を実現

大病院にも負けない水準と週4日勤務を実現

 玄々堂グループは、大分県の豊後高田市、宇佐市を拠点とした医療法人です。玄々堂高田病院はその中核ともいえる存在。地域のニーズに応えられる「信頼できる医療」の提供を目標とし、専門の診療科がある「大病院」にも負けない医療水準をめざしてきました。
 もともとは長年、整形外科として地元の皆様に親しまれてきましたが、近年はさらに内科(循環器科)、泌尿器科にも力を注いでおり、人工透析センターも設置。より広い医療ニーズに対応できる体制作りを進めているところです。
 また治療にあたっては、1人の患者さんの治療方針を決定するために、他科の医師もチームに加わって総合的に病状を診断し、最適な治療法を探っていくチーム医療に取り組んでいます。患者さんに対しては、自分の家族と思って接すること、当院を家よりも快適な場所にすることを、全職員に呼びかけています。
 もう一つ大切にしていることは、医師やスタッフにも優しい環境づくりです。私自身、勤務医時代に感じていたのですが、つらい労働環境では、仕事も長続きしませんし、良い医療を提供できるわけがありません。患者様だけでなく、医師やスタッフのQOLも大事にしなければならないのです。そこで、「週4日勤務」の実現などを通して自分自身の生活も大事にできる環境や、「自分はこういう医療をやりたい」という1人ひとりの思いを応援し、やりがいをもって働ける環境づくりに力を注いでいます。

循環器疾患、排尿障害、スポーツ医療に注力

1.内科(循環器科)
 内科の医師は現在3名で、内科部長は循環器の専門医です。内科疾患や循環器疾患の全般に対応していますが、いちばんの特色は、「心臓リハビリテーション」でしょう。心臓病患者さんの生命予後改善を目標に取り組むリハビリのことで、現時点では県北では当院しか行っていません。病院内で医師、看護師、リハビリの先生、栄養士などによるチームを作り、患者さんごとに情報を共有して、個別のプログラムを作成。患者さんの心肺機能をモニターしながら、院内で適切な強度の運動を行っていきます。心肺機能を高め、全身の機能を回復させることにより、例えば急性心筋梗塞後の患者さんの場合、心臓リハビリに取り組むことで、総死亡率や再発率を約20%減少させることがわかっています。また、透析センターも開設しており、入院ができて、リハビリをしながら透析ができる、というのが当院の特徴になっています。
2.泌尿器科
 熊本からUターンで入職してきた若手医師が1名で担当しています。あらゆる泌尿器疾患を診療していますが、彼の専門は排尿障害。排尿障害はさまざまな原因で起こります。間質性膀胱炎、高齢化に伴う骨盤底臓器の下垂や機能障害、神経や脊椎の病気、生活習慣病といった原因を究明をし、根本治療をめざします。高齢になるとともに非常に多くの方が排尿障害の悩みを抱えており、ニーズが高い領域だと考えています。
3.整形外科
 医師は3名で、今年の4月に就任した院長も整形外科(リハビリテーション、スポーツ医)の専門医です。骨折などの一般的な手術から、人工膝関節や、内視鏡による膝十字靭帯の復元手術まで、かなりのレベルの手術ができます。さらにはその後のリハビリテーションや、スポーツによるケガや障害の治療も、当院の得意とするところです。画一的ではなく、一人ひとりにあったケアを実践し、子どもから高齢者まで幅広いご支持をいただいています。

ここで働いてよかった!と言われる病院に

ここで働いてよかった!と言われる病院に

 今年の5月には別府市にある上人病院も玄々堂グループに加わりました。グループ内の各院の連携をさらに進め、一体となって地域住民のニーズに応えていくことが今後の目標です。また高齢化などにより、病院に来たくても来られない方々のために、行政も巻き込みながら、訪問医療にも力を注いでいきたいと考えています。
 そのためには、さまざまな専門知識を持った医師が必要です。と同時に、今の医療は1人でやるものではなく、チームで行っていくもの。他の病院も含め、さまざまな人々と連携し、チームのリーダーになれる医師を求めています。
 一方、いろいろな働き方のニーズに応えられる病院でもありたいと思っています。勤務地にしても、ここでやりがいが見つからなかった場合や、家族のニーズに合わせて、グループ内で異動や開業することも可能。すべての職員に「ここで働いてよかった!」と言ってもらえる病院になること。それが私の夢なのです。

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※2015年9月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございますので、予めご了承ください。

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