神奈川県横浜市の西部に位置する瀬谷区は、田園風景の広がる場所もあるのんびりとした土地柄です。高齢の患者が多く訪れるのはもちろん、横浜都市部のベッドタウンでもあるため、小児科の需要も意外に多いですね。
当院では、「かかりつけの患者を24時間365日断らない」ことを大切にしています。また、地域の特別養護老人ホームなどの施設とも連携しており、そちらに往診に伺う訪問医療も行っています。近隣の開業医の皆様とも協力し合いながら、地域のチーム医療の旗振り役として機能しています。それをさらに拡充していくため、ネットワーク作りはとても重要です。「手に負えない患者がいたらすぐ受け入れますよ」と病院の代表としてアピールするためにも、地域の医師会などに積極的に参加するようにしています。
外来は内科が中心で、中でも生活習慣病の領域に強みを持っています。また、専門外来として特定健診を実施しており、市のがん検診で二次健診に当たる大腸カメラ、胃カメラ、ポリープの切除まで行っています。
神奈川県で2番目にできたという歴史ある当院の緩和ケア病棟は、大きな目玉。特に、がん患者だけでなく、透析患者に対する適切な緩和ケアを行える点が大きな特徴です。また、私自身が下肢静脈瘤を専門としていることから、そのノウハウを使って、高度な下肢静脈瘤の治療を2015年から行うことになりました。