院長 三輪 健 写真

地域のかかりつけ病院として信頼される存在を目指して

医療法人横浜平成会平成横浜病院

院長
三輪 健

  • 1991年
    順天堂大学医学部医学科卒業、同大学外科入局
  • 1993年
    順天堂大学第2外科入局
  • 1994年
    東京労災病院外科
  • 1996年
    同愛記念病院外科
  • 1997年
    順天堂大学第2外科
  • 2001年
    柳橋病院外科
  • 2002年
    順天堂大学第2外科/肝・胆・膵外科
  • 2009年
    株式会社日立製作所日立横浜病院外科
  • 2015年
    平成横浜病院院長就任

日本外科学会指導医・専門医、日本消化器外科学会指導医・専門医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会専門医

地域に密着した「信頼される優しい医療」

地域に密着した「信頼される優しい医療」

 当院はこの地で70年以上の歴史を持ちますが、地域に根差した責任ある病院としてよりきめ細かいサービスを提供するため、2013年12月に株式会社日立製作所から医療法人横浜平成会へと経営法人が変わり、新たな歩みを進めています。
 外科・整形外科の手術も行う急性期一般病院でありながら、地域のかかりつけ病院を目指していることは一つの特徴だといえるでしょう。高度急性期病院と在宅医療をつなぐ地域包括ケア病床を備え、在宅療養支援病院にも指定され、健診センターも併設されており、予防、内科・外科の急性期治療から慢性期リハビリ、在宅療養まですべてをフォローできる体制が整っています。2014年には救急告示病院の指定も受けています。
 正直なところ、経営法人が変わったことを機に組織全体で意識改革が必要な部分もありました。しかし、今では地域の皆様に「何かあったら、あの病院に行こう」と思っていただけるような満足度の高いサービスを提供したいという思いが浸透し、スタッフが同じ方向を向いてくれるようになりました。
 地域の健康を支えるためには、地域内の他病院などとの連携も不可欠です。顔も知らない状態で信頼関係は築けませんから、大学病院や近隣の医療・保健施設、警察や消防、行政へも私自身が出向いて地道なネットワーク作りを続けています。院内の会議室は当院での地域連携会議や講習会を開催するだけでなく、他施設や団体にも利用していただき、当院を知っていただく努力をしています。
 また、私たちが目指す医療を提供するためには、医療従事者のQOLの向上も重要です。スタッフが「やりがいのある・働きやすい・誇りをもてる」環境の整備を基本方針の一つに据え、医療設備の充実や広々と明るく快適な空間の維持を心がけています。

予防から在宅まで一貫した医療提供体制

1.充実の設備・体制で病気の予防や早期治療へ
 資金が潤沢な企業立病院であったメリットの一つで、64列マルチスライスCT装置や3Dマンモグラフィー装置など、検査や治療のための機器が充実しています。
 健診部門と外来部門は連携を重視し、電子カルテや撮影画像を共有していますから、健診当日の受診誘導も可能で、検査の重複などによる患者負担を軽減することができます。
 2016年には消化器内視鏡センターを併設し、従来の倍以上の受診があるものと期待しています。最新のハイビジョン内視鏡により食道がんや早期胃がんの発見率を高め、当院での低侵襲治療であるESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)へとつなぎ、消化器がんに立ち向かっていくつもりです。

2.幅広い外来対応と3つの手術室
 「来院された方には、ここでできる限りのことをしてあげたい」というシンプルな思いが、すべての基本になっています。泌尿器科、耳鼻科、皮膚科、小児科と外来診療を増やし、整形外科、外科、眼科、歯科口腔外科の手術が可能な3つの手術室が整っています。3つも手術室があるのは、この規模の病院では珍しいでしょう。
 もちろん、さらに専門的な治療が必要であれば専門医を紹介して送り出しますが、それも含めて「何かあったら、あの病院に行こう」という信頼を得られるよう努力しています。

3.生活に寄り添うリハビリで在宅復帰を支援
 現在、全95床のうち33床が地域包括ケア病床、18床が回復期リハビリテーション病床です。受け入れの際は地域連携室を窓口として可能な限り事前に患者・ご家族と面談を行い、十分なリハビリを提供し、万全の体制で在宅復帰を支援しています。こちらから高度急性期病院へ出向いて患者と面談する場合もあり、病床の回転率を上げ、在院日数に制限のある地域包括ケア病床の有効活用を意識的に図っています。
 リハビリスタッフはとても頑張っていて、院内の雰囲気を牽引するほどのパワーです。在宅医療の医師とも連携が取れていますから、在宅復帰後も継続したリハビリの実施や再入院もスムーズで、患者が安心して在宅療養に専念できるようサポートしています。

地域のかかりつけ医として信頼を得てほしい

地域のかかりつけ医として信頼を得てほしい

 当院のような地域の中規模病院では、自分の専門に特化して治療すればそれで終わりというわけにはいきません。高齢の方々は、単独疾患ということはまずなくて、骨折で受診しても心臓も悪ければ糖尿病もあって……という方ばかりです。自身が独立開業したつもりで患者を診て、できる限りのことをしてあげて、できないことは他の先生に診てもらって、という柔軟な対応が求められます。そうした姿勢を持ち続けて地域のかかりつけ医として信頼を得ることができる方に、いらしてほしいと思っています。
 採用を決める前には、4~5回は会ってお話しするつもりでいます。応募された方にも、当院のことを十分に分かってほしいのです。自分が当院に入職したときは、「これから毎日自分が働く場所だから」と思って、時間や曜日を変えて何回も通勤ルートを確認したり、当時の院長や事務の方と話をしたり、職場環境を確認したりしましたね。
 じっくりとお話しして、同じ方向性に向かって地域医療を行いたい方がいれば、ぜひ一緒に働きましょうと伝えたいです。

この施設に関するお問い合わせや
転職のご相談を無料で受け付けております。
キャリアアドバイザーに相談する

※2015年9月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございますので、予めご了承ください。

先頭へ戻る