院長 植松 武史 写真

高いレベルの診療体制で、埼玉県東部の急性期医療を担う

埼玉県厚生農業協同組合連合会 久喜総合病院

院長
植松 武史
  • 1980年
    千葉大学医学部卒業
  • 1980年
    千葉大学医学部附属病院
  • 1989年
    Hopital Paul-Brousse(フランス)
  • 1991年
    千葉大学医学部附属病院
  • 1996年
    栃木県厚生連塩谷総合病院
  • 2009年
    埼玉県厚生連久喜総合病院

地域の期待も大きい、育ち盛りの病院

地域の期待も大きい、育ち盛りの病院のイメージ写真

 久喜総合病院は、1934年、産業組合法による医療利用組合病院として幸手町(現・幸手市)に開院しました。以来、長年にわたり幸手を拠点として埼玉県東部の医療を担ってきましたが、2006年、埼玉県厚生連経営管理委員会・埼玉県厚生連経営改善対策委員会の合同会議にて、埼玉県久喜市への新築移転が機関決定。2011年4月に新たに久喜総合病院として開院いたしました。
 移転に際して大きく変わったことは、それまでの慢性期中心の医療から、急性期医療に転換したこと。特に地域の救急医療に大きくシフトしたことでしょう。当時は埼玉県東部エリアに基幹病院となる存在が少なく、救急車の受け入れ先も困難な状況でした。そこで当院では新病院開院を機に積極的に救急を受け入れることを方針とし、実践。現在では年間の救急車受け入れ台数が、二次医療圏内ではトップクラスとなっています。
 急性期医療のもうひとつの柱として取り組んでいるのが、がん診療です。本年4月には埼玉県がん指定病院の認定を受けました。今後は国レベルのがん診療連携拠点病院を目指し、ソフトとハード両面の充実を図っていく予定です。
 新病院開院当初は急性期への転換に際しては、スタッフも戸惑った部分がありましたが、現在は順調に軌道に乗ってきています。その一方で、まだまだ育ち盛りの病院、と言うこともできます。地域の期待も非常に大きく、その期待に応えるため、今後も大いに発展させていかなければならない病院なのです。

救急医療、がん診療に注力し、地域の拠点に

[高度な診療機能を備えた救急医療]
 久喜総合病院としての重要なミッションのひとつが地域医療の中でも特に急性期の高度医療を担うこと。救急救命医療については、毎年の救急車による搬送受け入れ人数は、およそ3000人〜3500人と、当医療圏内だけでなく、県内の医療機関の中でもトップクラスです。2011年度には災害拠点病院の認定を受け、災害時に多発する重篤救急患者の救命医療を行うための高度な診療機能、院内の水や電気等のライフラインの維持機能、及び医療救護チーム(DMAT)の派遣機能も備えています。

[がん治療をシームレスに行える環境]
 がん診療においては、この地域で唯一の最新の放射線治療装置をはじめとする高度な医療機器を装備。診断・手術・抗がん剤治療、放射線治療・緩和治療と、シームレスながん治療が可能となっています。2014年4月からはIMRTによる高精度放射線治療も開始しました。今後、埼玉県がん指定病院として、またさらにその上のレベルを目指して、力を入れていく予定です。

[地域において高い評価を受ける各診療科]
 各診療科においても高い専門性を発揮し、地域からの高い評価を得ています。たとえば循環器内科では、心臓カテーテル治療(PCI)の県内有数の症例実績を誇り、ステント治療も実施。さらに埼玉医科大学国際医療センター心臓内科、心臓血管外科と密に連絡を取り合い、心臓疾患の手術はもとより、移植医療、再生医療などの最新の医療にも対応しています。また、脳神経外科では、特に、くも膜下出血をはじめとする急性期脳卒中や未破裂脳動脈瘤の治療に関しては、大学病院レベルに勝るとも劣らない医療を提供。さらに神経内視鏡による治療も行っています。この他の科も、先進の医療体制構築を図っており、それらが密に連携して、総合的な医療の提供を行っています。

スーパードクターである必要はない

スーパードクターである必要はないのイメージ写真

 当院は救急に関しては県内でも注目される存在に成長してきました。がん治療に関しても、今後さらに発展していくでしょう。しかし何より大切なのは、地域の患者さんとの確かな信頼関係を築いていくことだと考えています。ですから当院の医師にも、患者さんとまっすぐに向き合ってほしいと考えています。
 患者さんは様々な痛みや悩みを抱えて来院します。医師は単に病気やけがを診るだけではなく、患者さんの家庭環境や人生までも背負い込んで、その上で患者さんと向き合う覚悟が必要ではないでしょうか。そのための第一歩として、辛抱強く患者さんの言葉に耳を傾け、責任を持って考え、自分がこれ、と思った治療をしていく。決してスーパードクターである必要はなく、自分のできることを最大限に発揮していただければと思っています。
 総合病院として幅広い症例がありますので、将来開業したい医師にとっても良い経験が積める場だと思います。実際、地域で開業した医師もいますし、今後開業するために個々で経験を積み、また患者さんとのネットワークを作りたいという医師の入職予定もあります。
 当院は地域医療支援病院でもあり、地域完結型医療の構築を目指していますから、そうした医師の存在も歓迎です。向上心を持った医師に取っては、非常にメリットのある環境が、ここにはあると言えるでしょう。

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※2015年9月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございますので、予めご了承ください。

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