医療法人社団知音会 かなりあクリニック(分院)院長 海山 智九 写真

家族との時間も取れる勤務で仕事も充実

医療法人社団知音会 こやま耳鼻咽喉科

医療法人社団知音会 かなりあクリニック(分院)院長
海山 智九

昭和大学卒。昭和大学耳鼻咽喉科助手、関東労災病院を経る。

地域医療を開業医レベルで経験してみたい

地域医療を開業医レベルで経験してみたい

 私は大学医局に長く所属していましたが、大学での仕事は非常に多忙で、家族との時間があまり取れませんでした。子どもが小さかったこともあり、一度大学を離れようと考えたこと、もうひとつは、大病院だけでなく、地域の診療を開業医レベルで経験してみたいという思いがありました。そんな折、小山理事長との出会いがあり、当法人への入職を決めました。
 最初はこやま耳鼻咽喉科に週1〜2回勤務し、約1年経った頃、小山理事長から当院の院長就任のお話をいただきました。医師の立場から社会貢献ができる機会と考え、お引き受けすることにしたのです。院長に就任して3年目が経ちます。
 当院は、耳鼻咽喉科、小児科、アレルギー科のほかに禁煙外来も開設しています。高齢者の難聴や小児の中耳炎、副鼻腔炎、成人の風邪や扁桃炎、急性副鼻腔炎など、近隣の患者さんがほとんどですので、アットホームさを大切に、地域に愛されるクリニックを目指しています。
 また、当院の特徴を活かした診療として、花粉症に対する舌下免疫療法に取り組んでいますが、これは当法人のなかで最初に開始した治療です。抗アレルギー薬が合わない患者さん、服用しても症状の改善がみられない患者さんなどに対しては、そのニーズに対応していきたいと考えています。

長く同じ患者にかかわれることがやりがいに

 クリニックでは、患者さんとの関係が非常に密になりますので、病院で入院患者さんをみるのとは異なるやりがいや責任を感じながら日々仕事をしています。
 特に耳鼻咽喉科は小児の患者が多い診療科でもありますので、子どもの成長をみることができるのは喜びのひとつでもあります。子どもは成長が非常に早いので、わずか2年前、鼻水をすすりながら何度も受診していたような小児の患者さんも今は驚くほど大きくなっています。長く同じ患者さんをみていくことができるのは、医師として非常にやりがいに感じられるところです。
 逆に、久しぶりに受診した患者さんから、風邪をこじらせてしばらく入院していたなどという話を後から聞くこともあります。最初に当院から薬を処方していたものの、体調が悪化して入院に至ってしまったケースでは、もう少し何かできることがあったのではないかと考え、改善に向けた努力を続けなければと感じます。
 今のクリニックではスタッフにも恵まれ、患者さんやスタッフにも愛着がありますので、今後も地域の患者さんとのかかわりを大切にしていきたいと考えています。

学会にも参加して最新の医療を患者に還元

学会にも参加して最新の医療を患者に還元

 私は院長という立場ではありますが、経営方針は法人としての理念が基本です。その範囲内であれば、私自身もそうであるように、スタッフにも自由にやってもらいたいと思っています。クリニック全体では、自然体で仕事ができるような、アットホームさがあると思います。スタッフの声を聞きながら、時に調整役も担いながらではありますが、協力し合ってクリニックを運営できていると思います。
 耳鼻咽喉科・アレルギー科という専門分野に特化した治療を提供していますので、受診する患者さんの主な病気については、治療やケアの知識は持っていて欲しいと思います。また、来院する患者さんは病気を抱えているので、クリニックは常に清潔さを保つことが大切です。当法人では、年2回まで学会参加の費用支援がありますので、学会にも毎年参加しており、入手した最新の情報を患者さんに還元していけたらと思っています。
 また、小山理事長のもと、医療の仕組みからクリニックの経営など、多くのことを学ばせてもらっています。当院の特徴を活かしながら、今後もスタッフとともに地域に長く貢献できるクリニックをつくっていきたいと考えています。

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※2015年9月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございますので、予めご了承ください。

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