私たち芙蓉会は、大野城市、春日市、筑紫野市、太宰府市など、福岡市の南に広がる筑紫エリアの地域医療を担う医療法人です。250床の地域包括ケア病棟を持つ筑紫南ヶ丘病院を中心に、在宅型と医療強化型の2つの老人ホームを運営しています。
従来の医療界には、先進医療を担う総合病院と、主として高齢者の長期療養を担う療養型病院といった棲み分けがありました。しかし高齢化が急速に進む中、漫然と古い枠組みの中に甘んじていては通用しない時代になっています。近い将来、急性期型と慢性期型、それぞれの領域で選ばれる病院とそうでない病院に二極化するという見方もあります。
当院は長年、療養病院として地域の医療ニーズに応えてきましたが、時代の趨勢にいち早く対処し、亜急性期から長期療養、さらには救急外来や終末期医療にまで対応する医療体制を確立。地域医療の基幹病院としての役割を担う一方、将来の在宅医療や遠隔診療を視野に入れた先進的な研究開発にも取り組んでいます。
当院の経営理念は、「尊厳ある人生」を送るお手伝いです。当院が展開する「高齢者に向けた総合的な生活支援型医療」のあらゆる局面に、患者さまお一人おひとりの生きる活力を促す不変の志が息づいています。当院が筑紫エリアで選ばれる病院であり続けているのも、当院に集うすべての医療人が、当院の不変の理念を理解し、実践している証だと自負しています。