循環器内科の年収事情

循環器内科の仕事とは、主に心臓病や血管の病気の治療を行うのが特徴です。主な対象疾患は、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、動脈硬化、心不全、不整脈などがあります。命に直結する疾患が多いことから、病気の早期発見が求められる職場です。心電図の波形がいつもと異なる、汗の量が多いなど、患者の僅かな変化も読み取らなければなりません。また、生活習慣病が原因となっている疾患も多く、繊細な治療が求められる中で、日ごろの生活習慣の改善も抜かりなく行う必要があります。

循環器内科で働く医師の年収を紹介

年代毎の年収事情

循環器内科の年代毎の年収は、「1,400万円~2,000万円未満」を筆頭に比較的高いラインであることがうかがえ、各年代共に「1,400万円~2,000万円未満」「2,000万円以上」の合計が50%を超えています。「600万円~1,000万円未満」の割合も30代~50代でそれぞれ15%前後は存在するものの、あまり年代の偏りがない調査結果になっています。

地域別の年収事情(常勤)※弊社調べ

地域別の年収では、中部地方の医師の年収が他の地域と比べて圧倒的に高くなっています。中部では年収1,400万円~2,000万円未満が63%、2,000万円以上が38%となっています。年収1,400万円未満の医師は0%であり、すべての医師が年収1,400万円以上となっています。北海道・東北では、年収1,000万円~1,400万円未満が50%、九州・沖縄では71%と最も多く、遠隔地の医師の年収が高い傾向はありません。また、大都市圏である関東では、年収1,400万円~2,000万円未満が60%で最も多いため、大都市ほど年収が上がるということでもありません。

医療施設毎の年収事情(常勤)※弊社調べ

循環器内科に勤務する医師の医療施設毎の年収は、病院(大学・国公立病院)の場合、1,400万円~2,000万円の方が50%と最も多くなっています。病院(民間病院)の場合は、1,000万円~1,400万円が29%、1,400万円~2,000万円が38%、2,000万円以上が24%と分散する傾向があります。民間病院に転職する場合は、あらかじめ年収やその他の待遇だけでなく勤続年数による年収の伸びなどを確認しておく必要があります。クリニックの場合、600万円~1,000万円未満と1,400万円~2,000万円未満がどちらも50%と、勤務するクリニックによって年収が大きく異なります。

性別毎の年収事情(常勤)※弊社調べ

循環器内科に勤務する医師の性別毎の年収を見てみると、男性医師の最も多い年収の分布帯は1,400万円~2,000万円で、全体に占める割合は48%、女性医師の場合、最も多い年収の分布帯は1,000万円~1,400万円で50%となっています。男性医師は年収1,000万円~1,400万円未満が21%、2,000万円以上も21%と、女性医師と比べて年収の平均が高くなっています。高齢化が進み、循環器内科の医師が今よりもさらに求められることから、特に男性医師にとって循環器内科への転職は狙い目です。女性医師の場合は、年収600万円~1,000万円未満、1,400万円~2,000万円未満、2,000万円以上がいずれも17%で、医師により年収にばらつきがあるのも特徴です。

循環器内科で働く医師の希望年収(常勤)※弊社調べ

循環器内科で働く医師の希望年収は2,000円以上が59%と最も多くなっています。1,400万円~2,000万円未満は36%、600万円~1,000万円未満と1,000万円~1,400万円未満がそれぞれ3%にとどまることを考えると、相応に高い年収を希望する医師が多くなっています。医療施設毎の年収を見ると、病院(国立・国公立病院)の場合、全体の14%、病院(民間病院)では全体の24%の医師が年収2,000万円以上となっています。循環器内科の場合は重大な病気を伴うことが多く、かかりつけ医からの紹介によって大病院で治療を受けることが多くなります。希望年収で考えるなら、規模の大きい病院に勤務した方が有利です。

循環器内科で働く医師の年収事例を紹介

年収例1<常勤(週4日以上)のみ・三重県・40代>

年代 年収
研修医時代 800万円~1,000万円未満
20代 800万円~1,000万円未満
現在 1,600万円~1,800万円未満
Q1.研修時代~現在に至るまでの年収満足度を教えてください。
医局の絡みもあるのか、研修医-大学病院に居る間はとても安く使われてしまっていた気がする。
Q2. 今後、どのようにキャリアを伸ばし年収を上げていく想定ですか?展望をお聞かせください。
転職か開業。

年収例2<常勤(週4日以上)のみ・広島県・30代>

年代 年収
研修医時代 600万円未満
20代 600万円~800万円未満
現在 800万円~1,000万円未満
Q1.研修時代~現在に至るまでの年収満足度を教えてください。
研修医時代は少なくても仕方ない。仕事に応じて増えればOK。
Q2. 今後、どのようにキャリアを伸ばし年収を上げていく想定ですか?展望をお聞かせください。
仕事量アップ。

年収例3<常勤(週4日以上)のみ・東京都・40代>

年代 年収
研修医時代 600万円未満
20代 800万円~1,000万円未満
現在 1,600万円~1,800万円未満
Q1.研修時代~現在に至るまでの年収満足度を教えてください。
責任に見合う報酬をいただいていると思います。
Q2. 今後、どのようにキャリアを伸ばし年収を上げていく想定ですか?展望をお聞かせください。
専門医を取得し、一線で働き続けたいと考えています。

循環器内科で働く医師の年収は、研修医時代を除くと比較的高い傾向にあり、医師の満足度も概ね良い結果となっています。また、自身のキャリアについては、比較的高い年収にも関わらず、転職や仕事量を増やすことになどにより、よりアップしていく考えを持っている医師が多くみられます。