麻酔科の常勤医師転職求人
ペインクリニック、緩和医療、集中治療、救急医療、総合診療など幅広い分野に対応できる医師が歓迎される傾向にあります。病院等で優秀な常勤の麻酔医確保に取り組まれており、求職者の希望に近い勤務条件や給与水準を考慮した求人も増えてきているようです。麻酔科は、公的病院での常勤医の求人募集が多く、手術麻酔・術前術後の管理、オンコール担当の募集がほとんどです。ただし、常勤医が定着しない原因のひとつだった当直、オンコールなどの負担を軽減する動きもあるので、以前よりもワークライフバランスを考えることは可能です。また、手術麻酔のほかにも、ICU管理などの救急医療、緩和ケア領域でのペインクリニックを求められることもあります。
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年収事情
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地域別の年収では、それぞれの地域で異なる結果となっており、共通した傾向は見られません。関東、関西、中国・四国では、「1,400万円~2,000万円未満」が最も多くなりますが、中部、九州・沖縄では「600万円~1,000万円未満」「1,400万円~2,000万円未満」が多く、特に、九州・沖縄では1,000万円未満が半数をして占める結果となりました。また、関東、関西、中国・四国では「2,000万円以上」の割合も高く、全体的にも1,400万円以上の年収が関西で75%、中国・四国で68%、関東で60%という高い割合となっています。「1,400万円以上」の割合が44%にとどまる中部、九州・沖縄と比較しても、上記3地域は麻酔科の年収が高いことが分かります。従って、全国的に中部、九州・沖縄は、他の地域に比べて麻酔科の年収が低めといえるでしょう。さらに、九州・沖縄では、「600万円未満」と「1,000万円から1,400万円未満」がともに0%である上、「600万円から1,000万円未満」では50%という極端な分布になっているのが特徴です。
転職動向
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■麻酔科の転職動向
転職にあたっては、いずれも一定以上の経験を求められることが多く、これまでの手術件数、内容などの提出を求められます。アルバイト(非常勤)のニーズは一頃よりも落ち着いています。厚生労働省『必要医師数実態調査』(平成22年)によると、麻酔科の現員医師数は7421.7人。現状では、アルバイト(非常勤)と短時間正規雇用が2割程度いますが、求人の多くは正規雇用となっています。
■対応オペ領域によっては子育て中の医師も
以前のような極端な麻酔科医不足の状態は脱しつつありますが、現在も求人数は少なくありません。緊急を要さない手術であれば予定も組みやすく、脳や心臓など長時間の手術がない病院を選ぶことで、家庭との両立を図れる環境を整えられることから、女医の比率が他科に比べて高くなっています。求人の多くは、手術麻酔、術前術後の管理、オンコールまでを担当することが求められていますが、キャリアやスキル、収入などの条件調整によっては、当直やオンコールの免除を求めることも可能です。
■管理手術件数、領域を確認
医療機関によっては、得意領域がある場合もあります。医療施設の年間の麻酔科管理手術件数、全身麻酔の内訳、主な手術領域、脳や心臓外科手術の有無などを確認しておきましょう。医療施設側も、経験豊富な麻酔科医を期待しており、これまでの手術症例や専門性などが求められる傾向にあります。急性期病院では、手術麻酔のほかにも、救急対応やICU管理などの救急医療が求められます。夜間も血液検査、造影検査など検査が可能なコメディカルのシフトがあれば働きやすいでしょう。昨今、本人の希望次第では緩和ケア領域でのペインクリニック開設などに応じる病院もあります。
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