緩和ケアの常勤医師転職求人
社会的ニーズが高まるにつれ、緩和ケア病床を設置する医療機関が増加し、求人も増えています。今までは医師の年齢層が高い傾向にありましたが、最近は、内科、外科、麻酔科など、さまざまな科目から、経験を活かしてみたいという若い医師の転科も増加しているようです。厚生労働省によると、緩和ケアは「がんと診断された時からの緩和ケアの推進」を重点課題として取り組むとしています(「がん対策推進基本計画(平成24年6月閣議決定)」)。今後は、ホスピス・緩和ケア病棟を中心に、在宅療養支援施設等(在宅医療または訪問医療)などとの地域連携が図られることも提案されています。
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リクルートドクターズキャリアに寄せられた転職(常勤)の募集情報によると、緩和ケアの求人では、「1,000万円~1,200万円未満」がもっとも多く33.7%となっています。2番目に多いのは「1200万円~1400万円未満」(32.6%)、続いて「1,400万円~1,600万円未満」(16.3%)となっています。「1,600万円以上」の高給与求人は6.5%あります。地域別では、関東の水準が高く「1,400万円以上」の求人の割合が31.0%となっており、東海(同28.6%)も高い水準を示しています。件数は多くありませんが、関東(1,500万円 ~ 2,000万円)、東海(1,500万円 ~ 2,000万円)、甲信越・北陸(1,500万円 ~ 2,620万円)、中四国(1,600万円 ~ 2,200万円)などの各地域で高給与求人の実績があります。
転職動向
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■緩和ケア科の採用ニーズ・転職動向
緩和ケア科があるのは病床数の多い大規模病院や大学病院などで、がん末期の患者のペインコントロールの技術などが求められます。緩和ケア専門医の資格があると転職に有利に働き、内科系、外科系、麻酔科、精神科などの出身医師が多いようです。ただし、緩和ケア病棟のある病院・医療機関は限られており、募集の絶対数自体が多くありません。定員1名というところがほとんどで、募集が出るとすぐに充足する状態が続いています。 しかし、がん患者が増え続ける中、緩和ケア病棟の立ち上げを予定している医療機関もありますので、今後の募集動向に注目が集まっています。 現状では緩和ケア科を標榜する病院・医療機関は一部の医療機関にとどまっており、求人自体が多くありません。報酬も個別の相談のケースが多くなっています。リクルートドクターズキャリアに寄せられた転職(常勤)の募集情報によると1300万~1500万円台が全診療科の平均給与となっています。
参考サイト 日本緩和医療学会 http://www.jspm.ne.jp/
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