病理科・病理診断科・臨床検査科の医師求人・転職
医師臨床研修制度におけるCPC(臨床-病理検討会)研修の必修化もあり、2次医療を担う基幹病院を中心に病理医のニーズが拡大しています。求人の多くは常勤医1名体制の病院での補充です。病理専門医の資格取得者は不足しており、半数近くが大学病院所属という偏りもあります。セカンドオピニオンにおける病理診断ニーズもあり、今後も病理医の求人ニーズは高まっていくと考えられます。『医師・歯科医師・薬剤師統計』(厚生労働省、2020年) によると、医療施設に従事する全医師数32万3700人のうち、病理診断科医は2120人(0.7%)、臨床検査科医は631人(0.2%)となっています。全男性医師に占める男性病理診断科医の割合は0.6%、全女性医師に占める女性病理診断科医の割合は0.9%です。男女合わせた病理診断科医の平均年齢は49.4歳となっています。一方、全男性医師に占める男性臨床検査科医の割合は0.2%、全女性医師に占める女性臨床検査科医の割合は0.2%です。男女合わせた臨床検査科医の平均年齢は59.0歳となっています。また、『病院における必要医師数調査結果』(日本医師会、2015年)によると、病理診断科の現員医師数1194人(常勤換算)に対する必要医師数の倍率(常勤換算)は1.16倍、臨床検査科の現員医師数480人(常勤換算)に対する必要医師数の倍率(常勤換算)は1.09倍となっており、全科の中での求人ニーズはやや控えめ~高いです。
検索結果25件
JOB585429
- 常勤
病理診断科 ※当直無し
JOB585429
- 勤務地
-
福井県福井市
- えちぜん鉄道三国線
- ※自動車通勤可
- 施設種別
-
一般病院
- 300~399床、救急あり
- 募集科目
- 病理科・病理診断科・臨床検査科
- 業務内容
-
各種検査
- オンコール対応なし、当直なし
- 求める経験
スキル -
積極性をもって診療に取り組んで下さる方、幅広く歓迎します。
JOB582605
- 常勤
病理診断科
JOB582605
- 勤務地
-
京都府京都市下京区
- 烏丸線/京都線/湖西線/山陰本線(京都-下関)/東海道線/東海道本線(米原-神戸)/JR奈良線/東海道新幹線
- ※自動車通勤可
- 施設種別
-
一般病院
- 300~399床、2次救急
- 募集科目
- 病理科・病理診断科・臨床検査科
- 業務内容
-
各種検査、その他
- 当直なし
- 求める経験
スキル -
専門医歓迎
- 病理診断科の経験歓迎
- 後期研修医可 、転科/未経験可
- 給与
-
1,000万円~1,500万円
- 10年目給与例: 1,000万円~
- 通勤交通費: 支給なし
- 学会補助あり
- 週勤務日数
-
週5.0日
- 年間休日112日
- 研究日あり
- 勤務時間
-
8:30~17:00
- 休憩60分、実働7時間30分
- 時短相談可
- 託児所あり
JOB583466
- 常勤
病理診断科
JOB583466
- 勤務地
-
埼玉県狭山市
- 西武新宿線
- ※自動車通勤可
- 施設種別
-
一般病院
- 400~499床、2次救急
- 募集科目
- 病理科・病理診断科・臨床検査科
- 業務内容
-
各種検査
- オンコール対応なし、当直なし
- 求める経験
スキル -
日本病理学会病理診断専門医、日本臨床細胞学会細胞診専門医の両方をお持ちの方
- 病理診断科の経験歓迎
- 取得できる資格: ※マンパワー不足のため、これから専門医を取得したい医師は募集しておりません
- 定年後再雇用あり
- 給与
-
1,300万円~1,600万円
- 通勤交通費: 上限なし全額支給
- 学会補助あり
- 週勤務日数
-
週4.0日/週4.5日
- 研究日あり
- 勤務時間
-
8:30~17:00
- 休憩60分
- 時短相談可
- 残業なし
- 託児所あり
JOB578078
- 常勤
病理診断医(専門医)
JOB578078
- 勤務地
-
栃木県佐野市
- 佐野線、両毛線/佐野線
- ※自動車通勤可
- 施設種別
-
一般病院
- 500床以上、2次救急
- 募集科目
- 病理科・病理診断科・臨床検査科
- 業務内容
-
その他
- オンコール対応なし、当直なし
- 求める経験
スキル -
病理専門医所有の方
- 病理診断科の経験歓迎
- 給与
-
1,400万円~
- 通勤交通費: 上限なし全額支給
- 学会補助あり
- 週勤務日数
-
第2、第4土曜日が休み。5.25日/週
- 年間休日120日
- 勤務時間
-
8:30~17:00
- 休憩60分、実働7時間30分
- 時短相談可
- 残業なし
検索結果25件
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年収事情
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病理診断科の医師の年収を年代別に見ると、全体的に「1,500万円以上~2,000万円未満」をピークとして、幅広い年収帯にばらけています。30代・40代では「1,000万円未満」という回答も見られます。一般的に、臨床に出ない病理医はワークライフバランスを確保しやすい反面、年収水準が上がりにくいと言われていますが、病理診断は経験が物を言う部分も大きく、病理医として年齢を重ねるほど報酬面で評価されやすい傾向にあります。地域別では、「1,500万円以上~2,000万円未満」の層は関東に集中しており、その他のエリアでは「1,000万円未満」から「1,000万円以上~1,500万円未満」までにとどまっています。病理医は人数が少ないため、地方を視野に入れればより高年収が狙えるかと思いきや、むしろ病院数が多い都市部での需要のほうが高いようです。医療施設ごとに見ると、全体的に「1,500万円以上~2,000万円未満」をピークとして、幅広い年収帯にばらけており、施設の種類や規模による年収水準の差はほとんど見られません。他の診療科と比べると、年収水準は必ずしも高いとは言えず、ワークライフバランス、社会貢献性、使命感など、年収とは別のところにも価値を見出してキャリア選択する方が多いようです。
転職動向
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■病理診断科の採用ニーズ・転職動向
病理解剖には診療報酬の手当てがなく、結果的に医療機関側の持ち出しになるため、地域の民間病院などでは病理診断科を置かないことが当たり前になっている現状です。 病理診断科が置かれているのは、一定数以上の症例が集まる大規模病院に限られます。そのため、病理医の求人自体がほとんどなく、あっても定員1名ということがほとんどです。他科のように勤務条件を選ぶ選択肢の幅もないといえるでしょう。病理診断科の仕事自体が社会に欠かせないことは間違いありませんが、こうした難しい状況にあることから、転職を考える場合は時間をかけて十分なリサーチをする必要があるでしょう。