退職の手続き
円満に退職するために。
人事責任者に退職の意思を伝える
無所属の場合 | 大学医局講座からの紹介・派遣の場合 |
|
|
退職日の決定
無所属の場合 | 大学医局講座からの紹介・派遣の場合 |
|
|
退職届
無所属の場合 | 大学医局講座からの紹介・派遣の場合 |
|
|
・「退職」ミニ知識
退職には法律上、3つの種類があります。
- 「辞職」
- 労働者側からの一方的な意思表示により、労働契約を解消することです。一度意思表示をすると撤回はできません。民法上、退職日の2週間前に申し出ることで契約解除とされます。
- 「合意退職」
- 労働者と使用者が合意して労働契約を解消することです。使用者の承諾の意思表示が労働者に到達するまでは撤回可能です。
- 「当然退職」
- 一定の事由が発生すると、当然、労働契約が解消されるというものです。亡くなったとき、定年や休職期間満了のときなどです。
引き継ぎ
無所属の場合 | 大学医局講座からの紹介・派遣の場合 |
|
|
退職の挨拶
- 職場を去るにあたっては、お世話になったスタッフ・職員等にひとこと挨拶をして去ることが望ましいでしょう(また、戻ってくることもありえます)。
- 規模にもよりますが、専門職は交代制で動いており、また、退職直前は忙しくなるので、一日で挨拶はできません。退職の数日前から、仕事で縁があった人には挨拶をしておきます。
- 患者さんへの挨拶は、時と場合によります。主治医として入院患者の対応をしていた場合、同僚に引き継ぐ旨をきちんと説明するなどの配慮があったほうが、よいこともあります。
退職時に返すもの
- 健康保険証
- 職員身分証・IDカード
- 名札・名刺
- 自分専用で使用してきたパソコンのデータ整理・消去
- 病院施設の鍵、ロッカーの鍵、警備キー、駐車場ゲートカード等の鍵類
- PHS、ポケベル等の通信機器
- 病院貸与の制服類器
退職時に受け取るもの、持ち帰るもの
- 雇用保険被保険者証
- 離職票(医師の場合、通常次の就職先が決まっていることが多く、そのときは不要です)
- 源泉徴収票
- 年金手帳(通常、自己保管だが、事務部門に預けている場合は必ず受領します)
- 退職証明書(自治体や医療法人勤務から開業医になるときは、国民年金・医師国保への加入届とともに提出を求められることもあります)
- 各種の私物
転職の仕方詳細
転職を成功させるために、履歴書・面接・手続きそれぞれのポイントをご説明します。
履歴書編
-
- 履歴書の書き方
- 医師の転職環境もかつてと変わり、採用する医療機関から履歴書を求められることはごく普通となりました。履歴書の記入の仕方を記入例と合わせてご紹介します。積み上げてきた経験・業績を、ドクターの人柄とともにイメージよく伝えましょう。
-
- 職務経歴書の書き方
- 職務経歴書には履歴書に書ききれなかったスキル・実績などをまとめます。職務経歴書は自らを売り込む「企画提案書」です。ドクターご自身のセールスポイントを採用側の事務方、経営者の誰が見ても理解できる内容にわかりやすくまとめるとよいでしょう。
面接編
-
- いよいよ面接
- 面接に臨む上での心得をご説明します。面接は採用する医療機関とのお見合いのようなものです。転職にあたり、自身の本音を伝えるとともに施設の情報を堂々と尋ねることのできる貴重な機会として、面接に臨みましょう。
-
- 面接の前再確認
- 面接前に再確認しておきたい基本をご紹介します。身だしなみ、挨拶、名刺の受け方、視線といった事項は、基本的ですが重要です。良い第一印象を与えられるよう、改めて確認しておきましょう。
-
- 面接は余裕を持って
- 面接の際に意識したいポイントについてご紹介します。面接では会話によるコミュニケーションでお互いに理解を深めることが重要です。自己紹介の仕方、退職理由の伝え方、志望動機の伝え方、質問への答え方など、余裕を持って進めるためのポイントもお伝えします。
-
- 面接のお手伝い
- リクルートドクターズキャリアでは、面接のアドバイスや条件交渉もさせていただきます。経験豊富な医師専門のキャリアアドバイザーが、ドクターのキャリアやお人柄に合わせてアドバイスをさせていただくとともに、年俸や給与、研究日や学会費用などの交渉をいたします。
手続き編
-
- 退職の手続き
- 円満に退職するための手続きについてご説明します。医局に所属している場合としていない場合とで、退職までのステップを順を追ってご説明します。退職時の引き継ぎや挨拶も、円満な退職のためには重要なポイントです。
-
- 年金の手続き
- 退職・転職・開業時の年金の手続きについてそれぞれご紹介します。経済的に安定した老後を送るためにも、複雑な年金制度の体系を理解し、誤りのないよう手続きを進めましょう。
-
- 労働保険の手続き
- 万が一に備えて、労働者保険についてもチェックしておきましょう。基本的には労働保険・雇用保険は事業主が手続きするため、自ら手続きをすることはほとんどありませんが、知識として押さえておきましょう。
-
- 健康保険の手続き
- 医師に最も身近な健康保険(医療保険)制度。退職・再就職・開業時に必要な健康保険の手続きについてご紹介します。勤務医としての転職では「被保険者証カード」の返却や受け取りのみですが、開業時には手続きが必要です。
-
- 税金の手続き
- 転職において必要な確定申告などの手続きについてご説明します。6種類ある所得税の確定申告用紙についてご紹介するとともに、退職時・再就職時に必要な手続きをケースごとにご説明します。複数箇所から給与所得があることの多い医師は要注意です。