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厚生労働省が2010年に実施した「病院等における必要医師数実態調査」より、非常勤の必要医師数（週当たり延べ勤務時間数を40時間で除して換算）を見てみると、全国の非常勤の必要医師数1628.4人中、愛知県は20.3人。全体の1.247%を占め、全国で多い順に28番目、東海エリア内で2番目の数値となっています（ちなみに全国で最も多いのは、東京都189.3人〈11.625％〉、最も少ないのは岩手県3.0人〈0.002％〉）。科目別では一般内科9.4人、次いで整形外科4.1人、精神科の順に医師が不足しています。二次医療圏別に見てみると、尾張北部が5.7人と最も多く、続いて名古屋4.4人、西三河南部2.2人となっています。なお調査時点で、二次医療圏11に対し、2つの地域で非常勤医師の募集がありませんでした。特に尾張中部は正規雇用や短時間正規雇用も少ないので、医師としてキャリアを積むには非常に難しい地域だと言えるでしょう。

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高給与求人

愛知県のアルバイト求人は、時給換算で約9800円が平均的な給与水準です。これは、東海エリアの平均約1万100円を下回り、全国平均の約9600円を上回る水準となっています。厚生労働省の公式発表（2010年「病院等における必要医師数実態調査」）によると、愛知県の求人理由で最も多かったのは「現員医師数の負担軽減（患者数が多い）」33.8％を占め、ついで「退職医師の補充」が20.0％となっています。ただ、人材確保の必要があるものの、非常勤より常勤の医師のニーズが高く、アルバイト求人枠の給与が歩止まりしていると考えられます。しかし高額の求人がないわけではありません。愛知県の時給換算給与額で、最も高いのは約4万円。全国平均以上は全求人の68.7％にのぼります（給与額はすべて2016年9月8日現在。リクルートドクターズキャリアに掲載されているアルバイト求人約5000件のデータ分析による）。