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厚生労働省が2010年に実施した「病院等における必要医師数実態調査」より、非常勤の必要医師数（週当たり延べ勤務時間数を40時間で除して換算）を見てみると、全国の非常勤の必要医師数1628.4人中、滋賀県は62.9人。全体の3.863%を占め、全国で多い順に6番目、関西エリア内で3番目の数値となっています（ちなみに全国で最も多いのは、東京都189.3人〈11.625％〉、最も少ないのは岩手県3.0人〈0.002％〉）。科目別では呼吸器内科5.8人、精神科5.8人が最も多く、次いで神経内科の順に非常勤医師が必要になっています。二次医療圏別に見てみると、大津が53.9人と飛び抜けて多く、続く甲賀4.8人、東近江3.0人を大きく引き離しています。調査時点で二次医療圏7に対し、すべての地域で非常勤医師の募集がありましたが、需要は大津に一極集中していると言えそうです。

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厚生労働省の公式発表（2010年「病院等における必要医師数実態調査」）によると、滋賀県の医師の平均年収は1444万円で、関西圏の平均1122万円と全国平均1206万円の両方ともに上回っています。アルバイトの時給は約7800円が平均的な給与水準です。これは、関西エリアの平均約9000円、全国平均の約9600円をかなり下回る水準となっています。しかし高額な求人がないわけではありません、滋賀県の時給換算給与額で、最も高いのは約1万6700円。全求人の37.2％は全国平均以上となっています（給与額はすべて2016年9月8日現在。リクルートドクターズキャリアに掲載されているアルバイト求人約5000件のデータ分析による）。滋賀県の求人理由で最も多かったのは「現員医師数の負担軽減（患者数が多い）」28.1％でした。患者数に対して医師数が不足しているため、人材確保の必要があるようです。しかし、ニーズの高さとは裏腹に、アルバイト求人枠の給与が低い水準で抑えられています。