代表 杉浦 立尚 写真

「患者もスタッフも笑顔に」在宅診療のロールモデルを作り上げるクリニック

笑顔のおうちクリニック

代表
杉浦 立尚

  • 2001年
    名古屋大学医学部医学科卒業
  • 2001年
    株式会社トヨタ自動車トヨタ記念病院研修医
  • 2003年
    株式会社トヨタ自動車トヨタ記念病院血液内科
  • 2005年
    社会保険中京病院血液内科
  • 2006年
    社会保険中京病院血液内科医員
  • 2007年
    名古屋大学大学院血液・腫瘍内科学
  • 2009年
    坂の上ファミリークリニック勤務
  • 2011年
    笑顔のおうちクリニック名古屋開院
  • 2013年
    笑顔のおうちクリニックさいたま開院
  • 2013年
    笑顔のおうちクリニック松戸開院
  • 2015年
    医療法人日比野内科日比野内科医院事業継承
  • 2015年
    笑顔のおうちクリニック船橋開院
  • 2015年
    Tokyo International Clinic Hanoi事業継承

「2025年問題」の解決に焦点を合わせて

「2025年問題」の解決に焦点を合わせて

 当クリニックは、私がAED普及のボランティアで現事務長の福元氏と出会い、「世の中を良い方向に変える仕事がしたい」と意気投合して、名古屋で立ち上げたのが始まりです。「2025年問題」が叫ばれて久しいですが、高齢社会の医療問題は今や世界の課題。先進国の中で最も早く高齢化した日本で、この問題に取り組むことは、世界に先駆けてロールモデルを作り上げることでもあります。そこで、事業のテーマを「地域包括ケアモデルの完成」として、まずはより良い在宅診療の普及を目指しているのです。
 私たちの経営方針は3つありますが、その最上位に据えているのは「患者様に最高の笑顔と医療を届けること」。これが最大の目標でもあります。そのためにも、「働いている自分たちも笑顔になる」。これが第2の方針です。組織としてスタッフを支え、お互いに成長できる環境を作ることを重視しています。
 そして、第3の方針が「ICT(情報通信技術)をうまく生かすこと」。その目的は、患者安全を確保し、質の高い医療を提供することにあります。例えば、各拠点を24時間LIVE動画システムでつないでいるため、スタッフ同士がリアルタイムでコミュニケーションを取ることができます。また、すべての電子カルテをクラウド化したことで、訪問先でもタブレット端末を使ってすぐに患者のデータをチェックすることができます。ただし、あくまでもICTはツールの一つに過ぎず、何でも導入すればいいというものでもありません。根本にしっかりした信頼関係があってこそ、ICTを生かす場面が出てくるのです。

医師にも患者にも、より良い環境を提供する

1.24時間いつでも高度な医療を提供
 当クリニックでは、たとえ夜間や祝祭日であっても、必ず医師や診療安全管理者が対応できる体制を整えています。今後、急性期病院を退院したばかりの患者も在宅診療を必要とするケースがより増えていくはず。だからこそ、いつでも高度な医療を提供できる体制が望まれるのではないでしょうか。
 また、患者が困っているときに「一番はじめに相談するところ」でありたいと考えています。例えば、「訪問入浴の曜日を変えて」「良い老人ホーム紹介してもらえる?」のような、医療行為とは直接関係のない問い合わせにも、すべて傾聴し解決策を患者と一緒に考えています。現場の声をたくさん拾うことがより良いサービス提供につながり、引いては大きな社会問題の発見・解決につながると考えているためです。

2.病院と同レベルの環境作りにこだわり
 当クリニックでは、一流と呼ばれる医療メーカーの機材や資材しか使用しないことにもこだわっています。病院出身の医師に、「見たこともない点滴だな……訪問診療だから仕方ないか」などとモチベーションを下げてほしくないんです。医師というのは職人でもありますから、道具にこだわることは大切です。
 また、学会への参加も病院勤務の場合と同じ条件で、希望者は年に1回発表と聴講を行っています。もちろん、交通費や参加費は全額支給です。しかも、ノンメディカルも含めて、すべてのスタッフが同じ条件で参加することが特徴です。毎朝「学習支援会」で学習し、日々経験を積んでいるわけですから、その結果を発表・聴講する機会として設けています。

3.「一生働ける」労働環境を目指して
 当院は独自の年間勤務体制で9連休を3カ月に1回(年間4回)取れる仕組みです。それ以外に有給休暇もありますが、それを使わなくても充分リフレッシュできる機会を確保できるようにしています。また、希望者には「子どもがいるから祝日は休みたい」「9:30~15:00勤務にしたい」など、それぞれの医師の希望に柔軟に対応し、各医師個別の勤務カレンダーを作成しています。
 過酷になりがちな医師の労働環境を整えることは非常に重要です。長く働いてもらうため、ライフステージによって異なる対応をするのは自然ではないでしょうか。次の目標は、「国の求める安全で効率的な医療を進めながら、医師を含む全スタッフが定時で帰れる体制を作る」こと。来年度末までの達成を目指しています。

海外・日本の地域医療のリーダーたる医師、大歓迎!

海外・日本の地域医療のリーダーたる医師、大歓迎!

 「2025年問題」の解決を目指して、地域包括ケアモデルを完成させるのが私たちの課題です。今後の展望としては、現状に加え緊急時に対応できるような病院の完成を目指しています。現在、急変時には地域の病院に患者を搬送する場合がほとんどですが、当クリニックには病院出身の医師が多い。環境さえ整えば、自分たちで受け持っている患者を担当することができます。また、グループ内に訪問診療のクリニックと病院が両方あれば、退院などの手続きもかなりスムーズになるはずです。
 私たちが医師に期待するのは、ゼロベースで物事を考えられる人物であること。地域包括ケアモデルの構築は、ある意味で社会学的な研究であるとも言えます。柔軟性があり、新しい学問に取り組むことが好きな人なら、楽しく活躍できるのではないでしょうか。医師としての高い専門性があり、チームをまとめる力があればなお望ましいですね。また、ハノイにもクリニックを展開しており国際医療にも貢献しております。様々なメンバーとフラットな信頼関係を築き、地域医療を完成させるリーダーとなる人材に期待しています。

この施設に関するお問い合わせや
転職のご相談を無料で受け付けております。
キャリアアドバイザーに相談する

※2015年9月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございますので、予めご了承ください。

先頭へ戻る