内科医師 青山 敬介 写真

「よくなった」という満足を引き出す仕事を

医療法人社団葵会 千葉・柏たなか病院

内科医師
青山 敬介

  • 2005年
    千葉大学医学部卒業
    名戸ヶ谷病院 初期研修
  • 2007年
    東芝病院 内科後期研修
  • 2009年
    名戸ヶ谷病院 内科
  • 2011年
    千葉・柏たなか病院 内科
日本内科学会認定医(2009年)

患者さんに納得していただける医療ができる

患者さんに納得していただける医療ができる

 平成11年当院に入職しました。以前勤務していた病院は急性期の忙しい病院で、予定にない仕事が急に入ったりする状態でした。独身の時はそれでもよかったのですが、結婚し子どもが生まれたのを機に、家族を大事に思っている僕はためらうことなく転職しました。当院は落ち着いた雰囲気で、いい意味でのんびりしているのが自分に合っているのでは?と思い入職を決めました。
 現在は、総合的な内科診療と糖尿病の患者さんを担当しています。当院のいいところは「患者さんの希望を聞き、患者さんの人生プランを立てられる」ところです。
 糖尿病診療では、治療に入ったり薬を飲むことの意味づけをご本人が理解できないとうまくいかない。僕自身、ご理解・納得していただくことに一番時間と手間をかけ、「今こういう状況で、こういうリスクがある」と説明し、患者さんの将来についてのプランを立てているのだということを理解してもらうことを大切にしています。入院診療の場合は介護を受けている方も多いので、何を足して何を足さないのか、例えば、「胃瘻をつくるのか、つくらないのか?」といったことでも医師や病院の方針を押し付けることはなく、ご家族やご本人の意思で決めていただいています。病院グループとしても介護施設や療養病床等をもっており、患者さんの希望に沿うためのキャパシティが大きいからこそ可能なことです。

やりがいは、「よくなった」という患者さんの満足

 当院では現場で学べることがたくさんあります。一番大きいのは来るべき高齢化社会に対応してゆく高齢者医療のモデルが見られる、ということ。連携のよい受け入れ施設があり、病院が看取りまで完結でき、高齢の方を最期までどう診られるのか?を学ぶ環境が揃っています。
 すでにある程度の知識・技術を持った医師なら、自分が行いたいこと、新しいことを始められる雰囲気があります。もちろん、それはワガママを言い放題ということとは違います。自分の仕事をしっかりこなした上で、新しいことに取り組むのなら、あれこれ手や口を出されない。新しいことを邪魔する人はここにはいません。
 当院では「患者さんとしっかり話をする場がもてる」ので、それが僕のやりがいにつながっていますね。現在、医療には様々な選択肢があり、できることは山ほどある。その中から何をするのかしないのかを選択する基準は、「患者さんがハッピーになれるかどうか」です。僕は治療方針の提案をする時には患者さんと話し合い、ご自身やご家族にもそこをよく考えていただいたうえで、患者さんが納得できる治療を行っています。外来では、生活習慣病のコントロールがうまくいって、患者さんが喜んでくれることも少なくありません。そういう時には、本当にやりがいを感じます。「よくなった」という患者さんの喜びや満足をひっぱりだせるのは僕らだけ。医師であるからには、患者さんに満足していただくことをやらねばならない、と思います。

懐の深さがある「ふんわり柔らかい病院」

懐の深さがある「ふんわり柔らかい病院」

 職場環境の面では、僕にとっては「すさまじく働きやすい」と言えます。少人数の集団なので垣根ができる事はなく、お互いにわからないことは気軽に聞けます。自分も外科の医師や神経内科の先生に話を聞いたり、逆に他科の医師から意見を求められることもよくあります。医師だけではなく、ソーシャルワーカーやナースなどのスタッフも仕事熱心。話をすれば聞いてくれ、とてもいい雰囲気です。全てにおいてセクショナリズムがない病院なんですね。
 夏休みなどの休みはきちんと取れています。今度、子どもの運動会で休みを取る予定ですが、そういう場合にもスムーズに休めます。残業も非常に少なく、当直は希望制でするかしないかは自分で選べます。僕は家族との時間を大切にしたいので当直はしていません。院内託児所もあるので、子連れでの出勤も可能です。家庭を大切にしながら働ける職場ですね。子育て中の方など、事情がわかっていればバックアップしますよ。自分も同じ状況なのでよくわかりますから。
 当院はいろんな意味で「ふんわり柔らかい病院」、普通の「病院」とはいい意味で少し違うと思います。なにか決めなければならないことやどうにかしてほしいことがあるときには、意見を言えば民主的に解決できる。僕という個性を受け入れてくれていることだけでも、「懐が深いなあ」と思いますね。

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※2015年9月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございますので、予めご了承ください。

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