きらり健康生活協同組合 上松川診療所

プライマリ・ケアのセンターとして
幅広い世代の健康を担う診療所を展開。
生活に根ざし、医療の質を高める

きらり健康生活協同組合のスローガンは「保健・医療・福祉の一体化」。4つの診療所の他、複数の介護施設・通所リハビリ・訪問看護ステーション等を運営し、その活動領域は、ほぼ福島市全域をカバーしている。地域の組合員の健康を守る医師の役割について取材した。

廣川 健
理事・総括所長
◎1984年/鳥取大学医学部 卒業 鳥取大学医学部附属病院第2内科 ◎1986年/福島中央市民医療生活協同組合(現きらり健康生活協同組合)入職 ◎2003年4月/須川診療所 所長
■医学博士、日本プライマリ・ケア連合学会認定指導医

廣川 健氏

佐藤 由起子
看護部門長
上松川診療所 看護師長

佐藤 由起子氏

急性期との機能分化で
患者とじっくり向き合う

主に福島市や伊達市の保健・医療・福祉を担っている医療生協『きらり健康生活協同組合』。現在2万人を超える組合員により、出資・運営されている。同組合では福島市を4つのエリアに分け、それぞれに拠点となる診療所を設けている。合わせて、診療所と連携した様々な介護・福祉施設を設け、合計21の事業所を運営している。

「当組合はプライマリ・ケアを念頭に置いた総合診療をベースに、消化器、呼吸器、循環器などの内科領域をカバーしており、所属する医師の専門的な部分も活かしながら、地域医療に貢献しています」。そう語るのは、同組合理事および総括所長の廣川健氏だ。

「市中心部では高齢者世帯、郊外には農家の世帯が多いといった地域の特性も意識しながら、それぞれに応じた医療サービスの提供を目指しています。市内には多種多様な医療機関が存在し、急性期の高度医療が必要なのか、慢性期だが入院治療が必要なのかなど、患者さんの症状や疾患、状況を見極めたうえで、専門性をもつ医療機関とも連携体制をとることができる環境です。当組合としては急性期医療とは棲み分ける形で、外来および在宅医療にシフトし、じっくりと患者さんに向き合って地域の健康を守ることに注力しています」

摂食嚥下障害にも特化
充実した検査機器も活用

今回医師を募集する上松川診療所には、内科・外科・リハビリテーション科などの他に、摂食嚥下障害に特化した歯科口腔外科があり、摂食嚥下内視鏡検査やリハビリテーションをすることで安全に食事をとるための全国的にも特徴的な治療・指導を行っている。

「正しい栄養管理や嚥下評価のもとで、最期まで自身の口から食べ物を摂取できるよう医科と歯科が日常的に連携し、治療・指導に取り組めることは上松川診療所ならではでしょう」と廣川氏は語る。

プライマリ・ケアを地域に提供している同診療所では、訪問診療にも力を入れており、病院を退院したがん末期の患者の受け入れはもちろん、外来通院が困難な患者宅を定期訪問し、最期まで住み慣れた自宅で安心して暮らせる手助けをしている。

さらに組合としてCTやMRI、マンモグラフィ、内視鏡等、各種検査機器を導入し、診療所に配置しているのも強みだ。

「迅速に検査が行えるので、診療においてはもちろん、専門的な医療機関と連携する際も的確に判断することができます」と語る廣川氏。それらの検査機器は健康診断でも活用されており、早期発見により組合員の健康を守るという保健事業においても力を発揮しているという。

診療所でありながら、より充実した医療サービスの提供が可能になっている同組合は、地域医療の要としての役割を担っているのだ。

多職種によるチーム医療で
“人”を診ていく環境を整備

きらり健康生活協同組合の診療所の医師の仕事は、外来・訪問診療、病棟管理と、メリハリのあるものだと語る廣川氏。そこでは何より“人”を診ていくことが重要であり、それが医師としての大きな手応えを得られる部分であるという。

「当組合では、単に病気を治すということだけではなく、地域の組合員さんがより健康で幸福な毎日を過ごせるようサポートしていくことが大きな目標です。そこでは患者さんやそのご家族が、どのような悩みや問題を抱えているのかを知ることも重要です。例えばポリファーマシーの問題など、多くの疾患を持つ高齢者の場合、生活環境を含め一元的に管理していくことが望ましいと言えるでしょう。また医師一人の目だけではなく、チームとして多くの目で患者さんを見守っていくことが大切です。幸い当組合では、看護師や療法士、事務スタッフが、高い意識を持って日々患者さんに接していますので、医師としても多くの情報を共有することができ、診療にも大いに役立っています」

そのチーム医療を支えている同組合の看護部門長・佐藤由起子氏は2次救急施設の病棟看護師だったが、しっかりと患者に寄り添う医療がしたいと、きらり健康生活協同組合に入職した。

「ここでは患者さんの“想い”に耳を傾け、その不安を取り除いていくことを心がけています。患者さんの中には、ドクターの前では強がってみせる方も時折見受けます。私たちは普段接する中で、その心の内やご家庭のことも少しずつお話しいただき、ドクターと共有するようにしています」

また、事務スタッフも、最初に患者に接する存在として非常にスキルが高いと佐藤氏は語る。

「『今日はちょっと元気がない』とか『受付でこんなことを言っていた』など、患者さんに関して気づいたことを伝えてくれます。そうした様々な情報を合わせ、ドクターが様々な決定を下すための材料とできるよう、伝えています。チームとして、ドクターが一人で抱え込むことがないように努めていますが、当組合ではドクターも私たちに責任を持たせ、意見を積極的に聞いてくれますので、チーム医療はスムーズに機能しています」

厚い信頼関係と豊かな自然が
医師の充実した毎日を育む

きらり健康生活協同組合では、保健活動の一環として、医師や看護師、各種療法士が参加し、様々な講座やイベントを開催している。組合員一人ひとりの顔が見えることで、医師としてのやりがいも大きいと廣川氏は語る。

「組合員さんたちにとっても“自分たちの診療所”という意識が強く、一緒になって盛り上げようとしてくれます。私が病院勤務医からこちらに入職した時も、快く迎え入れ、かつ期待していただき、組合員さんと医師の信頼関係が非常に強固であると感じました。時には逆に患者さんから『先生、体に気をつけてね』と言われることもあります」

上松川診療所を含め、4つの診療所がある福島市は生活の利便性が高く、豊かな自然も身近で暮らしやすい環境であるという。

「お蕎麦や日本酒がとても美味しいですね。猪苗代などのスキー場も近く風光明媚。温泉もあり豊かな毎日を送ることができます。当組合では組合員さんの利便性のため“夜診”も行っていますが、医師の働く環境整備にも積極的に取り組んでおり、シフトがしっかりと組まれ、週2日の休みも取れますので、じっくりと診療に取り組めます。地域医療、総合診療に興味がある医師には、働きやすい環境が整っています。ぜひ一緒に“人を診る医療”に挑戦して欲しいですね」

TOPICS保健大学や健康まつりなどを開催し
地域に根付いた保健活動を展開。

きらり健康生活協同組合では「健康班会」と呼ばれる集会を定期的に開催。フレイル予防のためのセラバンド体操などを実施している。他にも健康に関する基礎知識を学ぶ保健大学や、体験コーナーを設けた健康まつりなど、地域住民と交流を図る各種イベントを実施。地域の健康の要として、大きな存在感を示している。

DATA

  • きらり健康生活協同組合 上松川診療所
正式名称 きらり健康生活協同組合 上松川診療所
募集科目
給与 年収1,300万円〜1,700万円(税込) ※固定残業代は給与に含む。試用期間あり ※給与については応相談
業務内容 一般内科の外来診療、在宅診療、健康診断、予防接種
経験 不問
勤務日数 週4〜5日
当直 なし
勤務時間 8:45〜17:45
休日 日曜日、祝日、木曜日or土曜日、夏季・年末年始6〜7日
待遇 永年勤続表彰・職員医療費補助・事故災害等見舞金等
勤務地 福島県福島市北沢又字番匠田5
交通 福島交通飯坂線「上松川駅」「笹谷駅」から徒歩10分
TEL:
024-531-6262
HP:
http://www.kirari-hcoop.com/