地方独立行政法人 那覇市立病院

新病院開院へ、新たな一歩を踏み出した
歴史ある那覇エリアの中核病院

地域の要望で誕生してから約40年、那覇市の医療を守ってきた那覇市立病院には、長い歴史が培ったチーム医療と、公立病院ならではの働きやすい環境がある。
そして2019年、同院では念願の新病院建設計画が動き出した。
その未来の姿と現状、そして求める新たな人材について、理事長・病院長の屋良朝雄氏に伺った。

屋良 朝雄
理事長・病院長
◎1980年/金沢大学医学部卒業、
 琉球大学保健学部附属病院医員
◎1983年/鹿児島市立病院周産期母子医療センター新生児科研修、
 琉球大学医学部附属病院小児科助手
◎1993年/琉球大学医学部附属病院小児科講師
◎1998年/那覇市立病院小児科部長
◎2004年/同 新生児集中治療室長兼務
◎2007年/同 小児科統括部長
◎2012年/同 理事兼副院長
◎2016年/同 理事長兼病院長
日本小児科学会専門医、日本小児科学会指導医、日本周産期・新生児学会新生児暫定指導医、新生児蘇生法Iコースインストラクター、日本小児科学会代議員、琉球大学医学部臨床教授、沖縄県小児科医会理事、沖縄県小児保健協会理事

屋良 朝雄氏

市民医療の確保のために生まれた
チーム医療が強みの病院

1972年の本土復帰後、沖縄県では人口が急増、医療資源が不足していた。中心都市である那覇市ではその状況が顕著で、「市民医療の確保のため中核病院を」という動きが高まった。そして、1980年に県立病院に次ぐ2番目の公立病院として誕生したのが、那覇市立病院だ。

以来、同院は地域ニーズに応え順調に発展し、2008年にはいち早く地方独立行政法人へ移行。345床だった病床数は現在では470床となり、2.5次までの24時間救急・地域がん診療連携拠点・地域医療支援病院・地域周産期母子医療センター等の多様な役割で、那覇市を中心とする地域の中核医療を担っている。

「当院には24時間救急、NICU、がんの放射線治療や内視鏡的粘膜剥離術等、様々な特徴がありますが、“多職種によるチーム医療”が一番の強み。早い時期からチーム医療に取り組み、結果を出してきたという実績があります」と語るのは、理事長・病院長である屋良朝雄氏だ。

同院には、がん看護専門看護師、がん放射線治療認定看護師、がん化学療法認定看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師、がん薬物療法認定薬剤師等が複数名在籍。積極的に院内学会や勉強会を開催し、常にスタッフのレベルアップを図っている。

「スタッフは意識が高い人が多く、例えば“病床稼働率を上げよう”というと、指示を出さなくてもすぐにレスポンスがある。チームとして何事も安心して任せることができます」

公立病院だからこそ実現できる
自由度が高く働きやすい環境

那覇市の人口は増加傾向にあり、そのピークは2045年といわれている。また近年はインバウンドの患者も増えており、同院では今後も患者増が見込まれる。

「医師確保に努めてきた結果、当院の医師数は現在約130名で、小児科16名、総合診療科2名、麻酔科6名が在籍。県内では恵まれた状況です。しかし、今後の展開を考えればまだ十分とはいえません。さらに幅広い領域の医師に来ていただきたいと考えています」と屋良氏。

「当院は公立病院であり、働きやすい環境が整えられているのが大きな魅力。意外かもしれませんが、公立病院はデューティが少なく、自由度が高いのです」

医師は準公務員という立場で守られており、民間に先駆けて働き方改革が進められてきた。当直の有無は診療科によって異なり、回数等については相談も可能。時間外手当もきちんと支給される。福利厚生に力を入れており、休みもしっかり取れる。院内保育所完備で、子育て中の医師も安心だ。

医師の自己研鑽を全面的にバックアップし、専門医維持に必要なスキルアップの優先、学会・研修への参加は年2回、発表は回数に関係なく全額費用補助を行う。高いスキルをもつ医師事務作業補助員が36名在籍し、医師に代わって煩雑な書類作成等を行うため、医師は医療に集中できる。主治医制ではなく、一人の患者をグループで診るため、心身の負担も少ない。

「当院で研修を行った後、一旦他の病院で勤務し、スキルアップして戻って来る医師も少なくありません。人材育成に力を入れ地道に頑張ってきたことと、働きやすい環境が理由ではないでしょうか。医師は県外出身者も多く、“垣根”はありません。スタッフは皆明るく、懇親会、スポーツ大会等の交流行事も盛んです。病院の催しに率先して出演するドクター中心のバンドもあります。私も楽しいことが大好き。もし、もう一度学生からやり直せるとしても、私は当院を選びます」

新しく生まれ変わる病院に
意見を反映できる機会

開院から40年近く経った同院では今、新築計画が動き出している。沖縄都市モノレールの「市立病院前駅」直結で空港まで23分という現所在地で、診療を続けながら計画的・段階的に建て替えを進め、2025年の新病院開院を目指す。

「新病院は、救急医療・がん診療・地域医療が三本柱。着工は2021年を予定しており、今入職していただければ、新しい病院の計画に参加することができます。自分の意見を建設計画に反映し、望む機能を新病院に付加できる機会は、そう多くはありません。現状を見たうえで、意見やアイディアを出し、新しい病院を共に作り上げていきたい」と屋良氏。

また同院では近年、「積極的に地域に出て行く」ことを目指し、出前講座や関連病院の外来の応援、皮膚・排泄ケア認定看護師による指導、年1回の『医学雑誌』の発行・地域医療機関への配布等も行っているため、これらの取り組みや教育に興味のある医師も歓迎するという。

「明るく元気な方、コミュニケーション能力の高い方、他職種とうまく連携できる方、そして沖縄が好きな方に、ぜひ来ていただきたいと思います」

働きやすい環境に身を置き、自分のアイディアが生かされた病院を作り、そこで存分に力を発揮できる。このまたとない機会に興味をもったならば、一度、同院を見学してみてはいかがだろうか。

2025年、新那覇市立病院(仮称)開院

新病院の5つの機能

  • 総合的な地域中核病院としての機能
  • 近隣の患者に対する総合的な医療提供体制における中核機能
  • 那覇市を中心とした南部二次医療圏における専門病院としての機能
  • 行政施策と連携する公立病院としての機能
  • 災害拠点病院としての機能

新病院は誰もが安心して使えるユニバーサルデザインで、災害に対する強さ、自然環境への配慮、セキュリティやICTの強化等も盛り込まれる。建設計画はスタートしたばかりで詳細はこれから決まっていくが、地域の人々、入院・外来の患者、そしてここで働く医師やスタッフにとって良好な環境を創出する予定だ。

都市機能と南の自然が共生する
沖縄の中心地・那覇で暮らす

直結駅から空港まで乗り換えなしで23分、土曜日に診療が終わったら空港へ直行し他都道府県へ、という医師もいる。那覇市内では買い物・飲食等の施設や、教育環境が充実し、ビーチや豊かな自然もすぐ近くにあり、家族で住むにも良い環境だ。

那覇空港から世界遺産の首里城で知られる首里を結ぶ沖縄都市モノレール(ゆいレール)。現・新病院は「市立病院前駅」直結で、雨でも傘いらずだ。

那覇は沖縄の政治・経済の中心地。右の建物は沖縄県庁。

都市でありながら自然が身近にあるのも魅力。市内には家族でゆったり楽しめるビーチもある。

DATA

  • 地方独立行政法人 那覇市立病院
正式名称 地方独立行政法人 那覇市立病院
募集科目 外・総内・循内・救急・病理
給与 年収1,200万円~2,000万円(税込)卒後10年モデル給与 1,500万円 ※固定残業代は給与に含まない。試用期間あり
業務内容 診療業務全般、初期研修医教育等
経験 不問
勤務日数 週5日
当直 応相談可能
勤務時間 8:30~17:15
休日 土・日・祝日、夏季休暇5日、年次有給休暇
待遇 社保完備・那覇市職員厚生会・院内保育所完備・学会補助
勤務地 沖縄県那覇市古島2-31-1
交通 沖縄都市モノレール「市立病院前駅」直結
TEL:
098-884-5111
HP:
http://www.nch.naha.okinawa.jp/