邑楽館林医療事務組合 館林厚生病院

院長室のドアは常にオープンに。
共通の想いを持つ“仲間”として地域医療に取り組む

近隣6市町による組合を設置主体とする館林厚生病院。60余年の歴史を持ち、急性期から慢性期まで、幅広い領域で地域医療を支えている。2016年には新病院としてフルオープンし、ハードとソフト両面で医師が働きやすい環境を整備。東京からも通勤圏の同院における医師の働き方と手応えについて、新井昌史院長に聞いた。

新井 昌史
院長
◎1983年/新潟大学医学部卒業 群馬大学医学部附属病院 ◎2014年/館林厚生病院 副院長 ◎2015年/同院 院長 日本内科学会総合内科専門医 日本循環器学会循環器専門医 医学博士

新井 昌史氏

地域の医療を支える
セーフティーネットとして

「当院は、このエリアでは唯一と言ってもいい公的総合病院で、地域の医療を支え、住民の健康を守る使命を担っています」と語る館林厚生病院の院長、新井昌史氏。同院は近隣6市町が共同で設立した邑楽(おうら)館林医療事務組合が設置主体。この6市町には約18万人が在住しているが、300床以上の病院は同院のみである。

「二次救急から地域包括ケア病棟による在宅復帰支援まで、地域医療の拠り所として、その守備範囲は非常に広くなっています。それは公的病院として、セーフティーネットの役割を果たす上では必然的なことだと言えるでしょう。医師にとっては患者第一で医療に取り組める、やりがいのある環境です」

同院は二次救急指定病院だが、心筋梗塞や脳梗塞といった血管系の症例も得意としており、とりわけ脳梗塞では超急性期にも対応している。また群馬県がん診療連携推進病院として、手術、放射線治療、化学療法と総合的にがん治療を行える環境だ。

「放射線治療においてはIGRTやIMRT、回転型IMRT(Rapid Arc)など最新装置による治療を実施。現在専門担当医も2名おり、高度な治療を地域に提供しています。この他、耳鼻科において手術を行ったり、消化器外科で内視鏡手術を行ったりと、幅広い領域で地域の医療ニーズに対応。当院には豊富で多種多様な症例があり、研修医や専門医の取得を目指す医師にとっても理想的な環境です」

同院では公的病院の使命として、DMATなど災害医療への対応、人間ドックや健診など予防医療への取り組みも行っており、そのフィールドは多彩である。

シームレスな医療を通し、
主治医として信頼関係を構築

地域医療の担い手である館林厚生病院では、回復期リハビリ病棟や地域包括ケア病棟を有し、慢性期医療にも力を入れている。

「地域包括ケア病棟は2016年に開設。基幹病院としてこれまで以上に地域の病院やクリニックとの連携を強化しています。併せて回復期リハビリ病棟もあるので、患者さんが急性期から慢性期、そして在宅復帰まで複数の医療機関にかかることなく、当院でシームレスに受診することが可能です」

同院の医師は、それぞれのサブスペシャリティーの診療とともに、コモンディジーズに関しても診療。外来初診時や当直時に入院が必要と判断された患者は原則、診察した医師が主治医となる。

「シームレスな医療を行っていることにより、それぞれの段階で専門の医師が担当する場合もありますが、主治医としてひとりの患者さんを長く診ていくことが可能です。その症例に関し当院で初めて受診する、いわゆる“フレッシュ”な患者さんも多く、またそこから5年、10年と診療していく患者さんも少なくありません。長いお付き合いを通じて人間関係、信頼関係が構築されてくると、次第に本音を話してくれるようになり、生活環境やこれまでの人生、また考え方など、その人の背景が見えてきます。地域医療において、これは非常に重要なことです。患者さんを深く知ることで、より適切な診断、治療、そして医療サービスの提供ができますし、なにより医師にとってもやりがいのある環境だと思います」

学閥などの垣根がなく、
チーム医療もスムーズに

新井氏は、地域医療においては患者とのコミュニケーションと同時に、医師同士、あるいは医師とスタッフとのコミュニケーションも大切だと考えている。そのためのひとつの行動として、院長室のドアは常にオープンにしているという。

「急性期の現場においても、慢性期の現場においても、チーム医療は非常に重要。その基本となるのはコミュニケーションです。まずは私自身が医師やスタッフと日常的に、気軽に話ができる環境をつくることで、日々のチーム医療がよりスムーズに展開されればと考えています」

実際に同院では臨床面での医師同士の連携は非常に良好だという。

「救急の対応では、どうしても他科の医師にコンサルテーションを受けたい場面があります。当直の際は、待機の医師に電話をすれば、『では行きますよ』と気軽に応じてくれる医師が多いですね。日常の診療においても、書類での申し送りはしますが、同時にPHSで直接話をし、その時間に空いていればすぐに対応する医師も少なくありません。ひとりの医師が抱え込むことはなく、病院全体で患者さんの情報を共有し、一体となって対応する風土ができ上がっています」

新井氏は定期的に各医師の意見や想いをヒアリングする場も設けており、各医師が気持ちよく、また納得して働ける環境づくりを目指している。様々な待遇面での向上が図られているのも新井氏の取り組みによるところが大きい。

「当院では学閥もありませんし、共通の想いを持つ“仲間”として、皆で地域医療に取り組んでいきたいと考えています」

都内からのアクセスが良好
駅前のマンション貸与も

館林は都内から東武線特急「りょうもう」で1本。所要時間も浅草から1時間程度、北千住からも47分と、都内からも通勤可能なエリアである。加えて建物内にジムを備えた駅前のマンションを借り上げており、希望者は利用が可能だ。

「特急料金を含めた交通費は支給しますし、マンションの家賃補助もあります。また両方同時の支給も可能ですので、ライフスタイルに合わせて利用してもらえます。学会発表時はもちろん、参加だけでも年2回の補助があります。また、診療面で新たにチャレンジしたいことがあれば、実現の可能性をともに探っていきたいと考えています」と新井氏は語る。

2016年に新築オープンした同院は、1階ホールで月に1度コンサートも開かれるなど、随所が広々として潤いある空間。先進の医療機器も導入され、医師が働きやすい環境ともなっている。ぜひ一度、病院見学に訪れてみては。

1階の総合待合ホール。気持ちのいい吹き抜けの空間に大きな窓から光が射し込み、とても明るい空間。月に1度コンサートも開かれ、地域の人々との交流も深めている。

2階外来エレベーターホール

スタッフステーション

本棟7階にある食堂・デイルーム。晴れた日は遠くスカイツリーも見えるという

DATA

  • 邑楽館林医療事務組合 館林厚生病院
正式名称 邑楽館林医療事務組合 館林厚生病院
募集科目 消外・呼外・救急・整外・内
給与 年収1,600万円~2,200万円(税込) 入職確定後、支度金として30万円支給
業務内容 外来・病棟・検査・手術・当直等、科目により詳細は異なります。当直は2診体制です。
経験 卒後3年以上
勤務日数 週4~5日
当直 2~3回/月(当直料年収に含む)
勤務時間 8:30~17:15
休日 土日・祝日・年末年始・有給休暇・夏期休暇他、特別休暇有り
待遇 社会保険・学会補助・住宅・赴任手当・交通費・保育所ほか
勤務地 群馬県館林市成島町262-1
交通 東武伊勢崎線「館林」駅から徒歩12分
TEL:
0276-72-3140
HP:
http://www.tatebayashikoseibyoin.jp/