株式会社リチェルカーレ

相手の「心を汲むものづくり」で夢を現実に
医療施設に特化した設計事務所

洗練された雰囲気で使い勝手が良い、医療に必要なあらゆる施設のデザインを専門とするリチェルカーレ。
2018年に新棟の設計を依頼した齊藤氏は、同社の強みを「心が入ったデザイン」だと評する。
武蔵村山さいとうクリニックの実例から、リチェルカーレのものづくりを見てみよう。

齊藤 直人
医療法人社団もかほ会 武蔵村山さいとうクリニック
理事長・医学博士
◎1997年/埼玉医科大学医学部卒業
埼玉医科大学大学院卒業、埼玉医科大学病院第一外科 レジデント、同 消化器一般外科 チーフレジデント終了、丸山記念総合病院外科、吉祥寺南病院消化器科部長等を歴任。
◎2008年/武蔵村山さいとうクリニック開院 院長就任
◎2010年/医療法人社団もかほ会設立 理事長就任
★2002年に総合格闘技“PANCRASE”公認リングドクターに就任。以来、チーフドクターとして活躍中。
【資格等】
外科専門医・認定医、乳癌認定医、消化器内視鏡専門医、消化器病専門医、検診マンモグラフィー読影医、胃腸科認定医 他多数

齊藤 直人氏

武蔵村山市に暮らす人々に
愛ある医療を提供するクリニック

「私が36歳の時、父に末期の肝臓がんが見つかりました。当時の私は消化器外科医であり、父の主治医として懸命に治療したものの、助けることができませんでした。以来“自分の親さえ治せないのに、このまま肝臓外科を追求するのか”という疑問を抱き、考えた末に自分は消化器外科医である前に一医師であることに思い至りました。そこで父を治すことができなかったメスを置き、一医師として地元の医療に尽くそう、と決めたのです」

そう語るのは2008年に「武蔵村山さいとうクリニック」を開院した齊藤直人氏だ。齊藤氏が目指したのは、あらゆる年代の急性期・慢性期の疾患に幅広く対応し、地域の人々が困った時にまず訪れることができる“地域に根ざしたジェネラルクリニック”。交通アクセスは決して良いとは言えない立地だが、無料巡回バスの運行なども行い、地域のウィークポイントの改善も行った。

「当クリニックは恩師・埼玉医科大学国際医療センターの小山勇先生から受け継いだ“何でも診る”が理念。そして父を診た2ヶ月を一生の宝として、愛情をもって地域の人々に医療を提供します」

依頼者の生き様を知った上で
心を汲んで形にする設計事務所

患者数が増え続け、数度の増築を重ねてきた同クリニックは、2017年より新棟を建設することとなった。その際に設計を依頼したのが、医療施設の設計に特化した設計事務所リチェルカーレだ。開業時・増築時にも同社に設計を依頼した齊藤氏は、話を重ねるうちに「髙橋竜生CEOの人間性が好きになった」という。そして髙橋氏を信頼し、設計を一から委ねた。

「髙橋CEOは人間味あふれる、芸術家肌の感性の人。私の生き様まで知った上で、心を汲んだものづくりをしてくれます」

計画が動き出した時、、旧棟を壊して大きな建物を造ろうという計画が出た。確かに使い勝手や土地の効率的利用のためには、それが最良の選択だ。しかし、クリニックが建つのは齊藤氏が生まれ、後に父が事務所としていた土地で、旧棟はいわば父の形見。しかも耐震診断ではまだ20年は持つといわれている。齊藤氏にはこの旧棟を壊す決断はできなかった。

その時、リチェルカーレの髙橋CEOが「旧棟は絶対に残すべきです。新旧の建物をつなぎ、つないでいないように見せましょう」といった。そしてでき上がったのは2つの建物が陽光を取り入れた明るい廊下でつながり、異なる建物とは思えない一体感があるクリニックだった。

「南側にある旧棟をS棟、北側にできる新棟をN棟と命名しましたが、実は父のシゲルと私のナオトの頭文字にもなっているのです。父と私が腕を組んで、地域医療を作り上げていくという形を、髙橋CEOが実現してくれました。この建物はただきれいなデザインということではなく“心”が入っています。相手の深い想いを知り、心を汲み上げてくれる会社ですね。今回の設計には非常に感謝しています」と齊藤氏は語る。

クリニックに来院した患者が最初に目にする受付は広々としてリゾートホテルのような明るさがある。吹抜けと大胆な壁面装飾が楽しいキッズスペースは小さな子どもたちの楽しそうな声が絶えない。一般的には無機質になりがちなCT室やレントゲン室も、ナチュラルで品の良い印象の素材を多用し、患者が落ち着ける雰囲気の空間となっている。

機器に関しては、64列マルチスライスCT検査装置、胃透視カメラ、DEXA法による骨密度測定機、眼底カメラ等を備え、上部・下部内視鏡検査をはじめMRI以外の検査が可能。その日のうちに患者に結果を伝える体制も整っている。内痔核、鼠径ヘルニア・腫瘤切除・下肢静脈瘤等の日帰り手術、リハビリ、人間ドッグ等、多様な医療を展開している。こういった検査室や手術室への対応も、リチェルカーレが得意とするところだ。

「患者さんの要望に応え、自分なりにできる限りのハードを入れ、人を育て、ワンストップで診られるようなクリニックを目指します」と齊藤氏は語る。

将来の夢は武蔵村山の人々を
見送る施設を造ること

齊藤氏は週6日の外来診療の他、訪問診療、保育園等の健診、総合格闘技団体パンクラスのリングドクター等を務め、またプライベートでは草野球やマラソンと、休む間もない多忙な日々を送っている。そしてそんな日々を「楽しい」と笑う。実は同氏は28歳の時にがんの手術を受けており、死を意識したことがある。

「これからようやく医師として活躍し、結婚して家庭をつくるという時に自分は死ぬのかと思うと、それまでの生き方を後悔したのです。それ以来、人生は“一話完結”で、何かをやり残して後悔しないよう、その日その日を100%全力で生きることにしました」

そんな齊藤氏の理想は24時間365日開院のクリニック。「武蔵村山の人々をここで生かしここで見送りたい」という。

「将来的には看取りのできる施設を造りたいという夢があります。またその時には、髙橋CEOに私のこの想いを形にしてもらいたいと思います」

武蔵村山さいとうクリニックの設計のコンセプト

「暖かな光、癒し」をベースとして、「変化」「独立」「インパクト」を感じるスペースデザインとなっている。

熱帯魚が泳ぐ大きな水槽が目を引く、明るく開放感のある受付。右奥に掛かる書は、齊藤氏が敬愛する恩師・小山勇氏からの寄贈。写真左はS棟(旧館)に続く廊下。新旧の違和感なく一体化した洗練されたデザインだ。

手前が新棟のN棟、奥が旧棟のS棟。外観も明るく温かみのあるデザインとなっている。

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理想のメディカルケア環境を
探求するデザインオフィスです。
リチェルカーレとは、イタリア語で「探求」を意味します。ドクターや施設運営者の視点から理想のメディカルケア環境を「探求」し、メディカルケア施設の建築設計・施工・管理を手がけてきました。妥協を許さず、現状に満足せず、与えられた条件内で最高のポテンシャルを発揮できる設計をお届けしています。

DATA

正式名称 株式会社リチェルカーレ
〒104-0061 東京都中央区銀座7-17-14 松岡銀七ビル7F
〈仙台支店 大阪支店 名古屋支店 福岡支店〉
TEL:
0120-137-736
HP:
http://www.ricercare.co.jp/